Ep.14 【思考術】考えるためには「書く」しかない
どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!
このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!
「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!
■はじめに
「319×48は?」と、いきなり聞かれたらドキッとしますよね。そろばんかフラッシュ暗算の経験者でない限りは、プチパニックを起こします。例に漏れず僕もです。
しかし、紙とペンを渡されたうえで、「319×48は?」と聞かれると、ほとんどの大人は答えられると思います。それは筆算を使うことができるからです。
■今日のお話は──「思考術」について
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【思考術】についてのお話です。
思考術というと難しいビジネスの話や、何かクリエイティブの話かと思われるかもしれませんが、日常生活で僕達が行う「考える」行為全てに当てはまる内容です。
恋人と仲直りする方法、仕事で提案資料をどう作るか、久しぶりに会う友人と行くレストランはどこにするか、転職すべきか残るべきか、などなど、結構頭を悩ませる場面って多いですよね。
考えごとをするときって、腕を組んで「う~ん」と考え込む人が多いと思いますが、実はそれは冒頭の複雑な掛け算を暗算で解くようなものです。
何かについて考えるときには、ぜひ「紙に書き出す」ようにしてみてください。以下の本が参考になります。
著名なライターさんである古賀史健さんが書かれた本書は、タコジローという内気で弱気な主人公がとあるが、ヤドカリのおじさんから「"書く"に秘められた力」を学んでいく物語です。
■「考える」とは──答えを出そうとすること
本書に、『考えるとは「答え」を出そうとすること』という章があり、そこで、「考える」と「思う」は何が違うか、というお話がされていました。
タコジローはおじさんに「どんなときに考える?」と聞かれ、「数学の問題を解いている時は考えてるよ」と答えます。
おじさんは、「その言葉にまさに『考える』の全部が詰まっているよ!」と言うんですね。
数学の問題は、答えが分からない状態から方程式やグラフを書いていくことで、答えを導き出そうとします。この「答えを導き出す」ことが、考えるということなんです。
何か悩みごとあるときには、そのときの自分の気持ちを1つずつ紙に書き出してみてください。紙に書こうとすると、人は必ず頭の中で一度整理するんですね。
そして、書くことの最大の特徴は、書いたものを消すことができるということです。一度考えたものを修正して、アップデートしていくことができるんですよね。
悩みの答えというのは、すぐには見つからないものです。今導き出したものはその時点までの答えとして、もし考えが変わったり、違う方法があるかもしれないと感じたら、消しゴムで消してまた考え直せばいいんです。
人生は答えのない問いや難しい悩みに溢れています。難問は無理に暗算で解こうとせずに、紙に書いて、消して、また書いて、そう繰り返しながら自分なりの答えを見つけていくのが良さそうです。
■紙に書き出すことで──思考を自分から切り離すことができる
考えるときに紙に書き出すと良いのは伝わったかと思います。ではなぜ書き出すと悩みが解決に向かうのか。
まず何かしらの問題を解決するためには、客観的な視点で捉え、判断することが重要です。
悩みを自分の内側に閉じ込めたままだと、なかなか客観的に向き合うことができませんよね。
しかし紙に書き出すだけで、その思考は簡単に自分と切り離すことができるんです。すると、客観的に判断できるようになります。
例えば転職するべきか、今の会社に残るべきか悩んでいるとき。頭の中だけで考えてしまうと、そのときのちょっとした気持ちに左右されて、冷静なジャッジがしにくいんですね。
そこで転職した場合としなかった場合のメリット、デメリットを紙に書き出してみるんです。
「転職すれば今の営業から興味のあるマーケティングの仕事ができそう」「残れば営業として出世が見えてきている」
それぞれ良い点と悪い点が出てくるので、それらを俯瞰して眺め、総合的にどちらが良いかを判断するんです。頭の中だけで考えるより、納得できる選択をしやすくなると思います。
■おわりに
頭の中だけでは、「考えたふり」もできちゃうので、実は答えに近づいていないということが起こりがちです。しかし「書く」となると、頭で整理しないと文なり図なりに起こすことはできないので、絶対に考えるという行動ができます。
日頃ちょっとイラっとしたことや、悲しかったこと、ついてないなーと思ったことなども、書き出してみると「あ、意外とどうでもいいことやな」とスッキリしたりするんですよね。
■海先輩のおすすめ本
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。海先輩のおすすめ本のコーナーです。ここからはおまけ。
僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。
ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?
このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。
今回ご紹介するのは…
鹿島和夫さん・ヨシタケシンスケさん
「一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション」
です。小学校の担任の先生とその児童の交換日記から選りすぐりの日記が可愛い絵付きで紹介されています。
「え、絵本?」と思うかもしれませんが、社会人になりビジネスの波に揉まれていると、思考がだんだん固く、偏ってきます。
この本を読むことで、純粋に世界を感じること、固定観念に捉われない柔軟な発想に触れられます。
#blog #海先輩 #若手の研修兄さん #MORECASUAる #Podcast #ポッドキャスト #音声配信 #毎日更新 #新卒 #新入社員 #ビジネススキル #仕事術 #恋愛 #美容 #健康 #習慣 #マーケティング #企業note #歴史 #哲学 #ビジネス #文学 #マインドセット #人的資本経営
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?