村上春樹『1Q84』第5巻を読んで|牛河がもたらすドラマチックな変化
おはようございます。もう1Q84の5巻目も読んでしまいました。もう完全に止まらなくなってしまいました。この記事を書いているときはすでに最終巻を読み始めています。
もう、大分長くお付き合いしている1Q84ですが、ここに来て変化到来です。
今までの物語の進行は主人公「青豆」と「天吾」の2名体制でしたが、ここに来て牛河という3人目の準主役級が登場してきました。
牛河は訳アリの元弁護士。風貌はあまりよくないようで一目見たら忘れられない存在なのだとか。しかし彼は探偵業のようなことをしてます。これは致命的ともいう欠点。なぜなら一目見たら覚えられてしまうというのは目立っち過ぎるからです。
しかし、彼は仕事ができる有能な人のようです。前回までの読んだ感想はこちらです。
牛河は自分が結構好きなキャラクターかもしれない
牛河という登場人物は第4巻から登場しています。
牛河は天吾に怪しく近づいてきました。言葉巧みに小説家を応援する助成金の話をしてきます。天吾にはそれを受ける資格があると言葉巧みに。
その不気味さと、言葉巧みさが、怪しくてもグイグイとぼくを物語に引き込んでいきました。彼は結構自分のツボかもしれません。
第5巻では、牛河の生きざまを描く
牛河は元弁護士ですが、訳あって探偵・リサーチャー(情報収集人)という職業をしています。主に個人的に仕事を受けて立ちまわります。彼の風貌はお世辞にも良いとは言えず、彼もコンプレックスとして抱いてます。ですが仕事ができる男で、目の離せない存在です。
第5巻では青豆と天吾との間をかけもつ存在となり、どちらかといえば敵役で包囲網を狭めていきますが、青豆と天吾との距離もどんどん近づいていきます。ハラハラドキドキした展開となり、次の巻の期待につながってます。
15年前の作品「ねじまき鳥クロニクル」でも牛河登場|しゃべり方は同じでおもしろい
牛河という人がどこか懐かしいなと思ったら、実は以前の村上春樹さんの作品に登場してました。それは1Q84からさかのぼること15年前のねじまき鳥クロニクルです。
以下の記事はねじまき鳥クロニクルの感想を含んだ記事です。
ねじまき鳥クロニクルの第3巻でなぜか犬になった牛河さんがいるのです。しゃべり方が1Q84と同じで親近感がわきました。不思議な存在でしたが15年の歳月を生き抜いて登場しているのが感慨深いです。
気づいたのは、ん?なんだろう。という思いから調べてみたら本当に昔の作品に登場していたのでびっくりでした。
同じキャラクターが異なる物語に登場するのは、アニメで例えていうのなら、宇宙戦艦ヤマトに出てくるキャプテンハーロック。ドラゴンボールに出てくるアラレちゃんのようなものでしょうか。
連続して6巻目を読もうと思う
もう、待ちきれないので連続して第6巻目を読もうと思います。一気にクライマックスまで読み進めたいと思います。大分狭まってきた青豆と天吾への包囲網。続きが気になってきています。
#3行日記 :月曜日は起きられなかった
月曜はなぜかベッドから朝起きられずにいました。結局note更新は短いつぶやきをスマホで行うという結果となってしまいました。でも、今日はこうして記事が書けているからうれしいです。ダメなときはダメなので、そんなときはあまり気にせず復活まで待つのもよいですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。