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スマホ時代のポルノと若者への影響を考える|想像力の大切さとは|『ポルノ脳』の読書感想

おはようございます。最近は、オーディブルよりも、Kindle Unlimitedの方を読んでいます。自分で読むのが半分、アレクサに半分読んでもらっている感じでしょうか。

そんな中とても強烈なタイトルが目の前に飛び込んできたので思わず読んでしまいました。ちょっとエロ内容も期待をして手に取ってしまった本書。似た題名の本に『スマホ脳』という書籍もあったと思うのでそのパロディ版かなと思って手に取りました。

しかし、これをみてください。文化人類学・民俗学でベストセラーです。

ちょっとエッチな展開も期待しつつ興味本位で手にとってみたところ、かなり深刻なことが書かれておりまして、一読の価値ありと思いました。

ネタバレを含みます。ご興味があれば本書をぜひどうぞ。Kinde Unlimitedなら無料で読めます。


今の子たちはエロなコンテンツに困らなくて羨ましいと思ったこと|昔の思い出

本書はエッチなコンテンツで惹きつける作品かと思いきや、とてもまじめでためになる作品でした。こんな役に立つことを書く人が一般人なわけがない!そう思って探してみましたが、作者(新出 善一 氏)の方はよくわかりませんでした。

でも、評価が1000を超えているのは、うなずける内容でした。

昭和を生きてきた自分は最近よく思うことがあるのです。今の若者たちはいいなぁと。だって、ポルノといったコンテンツはすぐそばにあって、いつでもどこでも見放題なのだから。

昔は違いましたよ。特に昭和や平成初期なんて。昭和時代は、ぼくはまだ子供でしたので、平成初期から中盤というところでしょうか。

ポルノコンテンツはあっても入手が困難でした。あってエロ雑誌くらいでしょうか。あ、アダルトビデオはありましたね。レンタルビデオではずらっと並んでいました。学生で借りるのは勇気がいりましたね(あれ?学生は借りられなかったかな笑)だから、大人はいいなぁと思いました。

友達と一緒に見た覚えがあります。(その時思いました。ああいったものは一人でひっそりとみるものだと笑。みんなでみるとそれそれで楽しくて今でも良い思い出です。)

あとは、深夜放送でしょうか。深夜放送も当時のテレビは1家に1台とかです。うまくいけま2台持ちのご家庭もあったかもです。子供部屋にテレビがあるなんてとてもうらやましいと思いました。

そのテレビの取り合いが昭和や平成の風景です。ファミコンも途中ででてきてさらに争奪戦が熾烈になったかもです。

そんな争奪戦がある中で、深夜放送を一人で見るなんてとても難しい話でした。大人たちが寝静まってみるわけですから、なかなかチャンスは訪れません笑

ポルノコンテンツの弊害|ソフトコンテンツで想像力を鍛えることこそ重要

ポルノコンテンツで特に有害なのは、性的行為のリアルな描写を主眼とする映画、写真などです。今はいい時代です。スマホやタブレットやパソコン。教育機関も採用したこうしたスマートデバイスが一人1台に普及しています。そこには開かれたインターネットの世界が広がっています。

ポルノへの垣根はあってないようなものです。規制をしても突破する方法はいくつもあって、事実上壁はない状態です。つまり誰でもいつでも自由にポルノコンテンツにアクセスできると考えて良いのではないでしょうか。

先ほど書いたように、アクセス困難な時代とは雲泥の差なのですね。

しかし、本書によると、ポルノを見ると脳にダメージを受けるようなのです。でも、見なくなれば回復するようです。また若年層はダメージを受けやすくより危険なのだとか。つまり、この時点でポルノに自由アクセスできる点が自分の認識と少し違うようになりました。

では、どういう姿が良いのかというとソフトコンテンツに触れることの方が大切なようです。ソフトコンテンツとは、エッチな雑誌や小説などのことを指します。漫画やグラビアでも、モロなやつは除きます。全部見えないやつですね。小説はもっと許容範囲は広いです。要は、ソフトコンテンツに触れて、自分で考えて想像を巡らせることこそが大切なようです。

本書によると、ポルノ依存の方でも10代までなら、リフレッシュが効くのでやめさせることができるそうです。また、50歳近辺(アラフィフ)から上の世代の方たちは、ポルノコンテンツがまだ蔓延してない時代に育ってきたので、多少見ても耐性があるようです。

そうなると、20代~40代の方が危険水域にいるらしいのです。ポルノ依存になると何がいけないかというと、いざ「行為の時に機能しない」と言えばよいのでしょうか。そんな不全状態にもなるそうです。これこそダメージによる弊害であって、最近草食系男子が増えているといいますけど、ポルノ依存とかなり関係あるのではないでしょうか。

男性に薄毛が多い理由

唐突ですが、ここからは本書を読んで、なるほどと思ったことを書きたいと思います。本書の中で、本筋にはあまり関係がないのですが、あ、そうなんだと思うことがあるので紹介したいと思います。

最小に男性に薄毛が多くて女性に少ないのはなぜかというところです。

その正体はプロゲステロンとのことです。プロゲステロンは黄体ホルモンともいわれます。女性が多く持つホルモンですね。排卵が終わり月経に向かっていく時期に多く分泌されるホルモンです。女性の場合は、少しずつイライラすることが増えていく時期のようです。

男性に黄体ホルモンはないと考えがちですが、多少は生産するようです。その黄体ホルモンの分泌が少ないと薄毛になっていくのだそうです。女性は黄体ホルモンが生理周期の中で多く作られるので男性よりも薄毛が少ないようです。

ドーパミンは良いホルモン|問題はどう出しているか

ドーパミンは幸せホルモンとして有名ですが、他にも、パートナーや家族との結びつきを感じるオキシトシンや、心の安心を感じるセロトニンとともに有名です。しかし、オキシトシンとセロトニンと比べるとドーパミンは中毒性があって若干悪者にもなっているホルモンではないでしょうか。

ドーパミンは取り扱い注意のホルモンと称されることはありますが、実際は大切なホルモンなのです。たとえば食欲が旺盛になるのはドーパミンですし、ドーパミンは人として生きる上では欠かせないホルモンなのです。

問題はドーパミンをどう出しているかです。仲の良いパートナーと一緒にいるときは、自然とドーパミンとオキシトシンが分泌されるみたいです。これは良いパターンです。この両方が程よく分泌されることでこの上ない幸せを感じるようです。

しかし、悪いパターンもあります。それがポルノを見てしまうことです。ポルノをみると一種の興奮を招きますが、そこにはオキシトシンが出ることはなく、ドーパミンを大量放出してしまうのです。ドーパミンだけだと中毒性があるため、この状態がのどの渇きのように快楽だけを追い求める原因にもなるようです。

若いうちはスポーツに専念させることは合理的なこと

良く若いうちは、スポーツをしようと言われます。それは、性的な興味に過度にいかないためにすることが多いのですが、実際に効果があるようです。

若いうちは性的なことに興味を持つことは自然なことです。しかし、その興味のだけでポルノコンテンツに過度に触れることはあまり良い状態ではないようです。

その回避策のひとつに、スポーツに親しむといった何かほかに夢中になるものを見つけるのもありのようですね。

3行日記:昨日はアニメとnote

昨日は、アニメをたくさん見たのと、過去のnote記事をリライトしました
たぶん、40記事くらい更新しました。過去の記事の誤字脱字をチェックしてました。結構間違っているのですよね。

間違いを直すと、だいたい同じ間違いをしていることに気づきます。
今後間違わないためのヒントにもなっていいですね。

1年前:小保方春子さんの本を読んでいたようです

『あの日』という小保方春子さんが書かれた本を読んでいたようです。STAP細胞事件の裏側が描かれている本でした。学者は学問を純粋に研究しているかと思ったら、栄誉が一番大事という考え方に驚きました。

特に成果を出す研究者ほど、プレッシャーも高くなり、成果を出し続けなければならない重圧から間違った方向にいってしまうのかな?と思いました。

興味深い本でした。

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