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橋下徹の『折れない心』を解説!自分の持論を持つコツを知ろう|ウェットな世界とドライな世界
今回ご紹介する本は、人気のコメンテーターをされている、元維新の会代表・元大阪府知事・元大阪市長である橋本徹弁護士の著書です。
今は政治家・コメンテーターの印象が強めですが、現役弁護士であり、以前は「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演していた型破りな若手人気弁護士でした。
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上記は今から10年前のお写真ですが、すっかり落ち着いた雰囲気になられています。しかし、「行列のできる法律相談所」で人気を博していた頃は以下のようないでたちで、弁護士の印象をがらりと変えた方でした。
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画像が見つかりませんでしたので、コロコレさんのサイトから引用をさせていただきました。実は、このころの橋下さんの講演を聞いたことがありまして、本当にラフなジーンズ姿で登壇されて、話が面白く聞き入った思い出があります。
今日は、その橋下さんの著書「折れない心ー人間関係に悩まない生き方」について印象に残った内容を解説します。
確固たる持論を持つには|「情報を持っている」と「持論を持つ」の違い
本書では、人は持論を持つべきだと書かれていた。
人気コメンテーターであり、橋下さんご本人。他にもホリエモンこと堀江さんやヒロユキこと西村さん、また成田悠輔さんなどは、人気コメンテーターで持論を持っている。情報ソースは一般の人と変わらない。しかし、情報を持っていることと持論を持っていることには、大きな差があるようだ。
違いは、得ている情報は一般情報。それを咀嚼して持論にしているところが異なる部分のようだ。
持論を持ち展開するための5つのコツ
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持論を持ち、第3者に展開するためには5つのコツがあると読み取った。(多分80%くらいは読み取っていると思う、違ってたらごめんなさい)
まずは情報の詰め込みをする|知識の習得には閾値がある
持論を持つには最低限の知識が必要。知識を収集するには、ネットや本などで知識をとにかく詰め込むことが大事なようだ。
昨今、「詰め込み教育ではなく、考える教育を」と言われているが、「詰め込み教育万歳!!詰め込み教育こそ最初は一番大事」なのが橋下流のようだ。
知識が頭に入るとあるときに点と点が結ぶように、大枠をつかめるようになると言われる。そのとき、ようやく持論を持つ(自分で情報を整理して咀嚼して展開できる)段階が来るようである。つまり閾値があるのである。
情報の信頼度は明確にしておく
情報を詰め込んでいく中で、さまざまな情報源から知識を得ていくと思う。どこから仕入れた情報なのか、その信頼度はいかほどのものかを常に気にしながら情報収集していくと、間違った意見で塗り固めてしまうということにはなりにくくなる。
情報には、1~4の次元があるので、今自分は何の情報を見ているのかを常に気にするべきなのだ。
1次情報
政府公式発表など信頼度が最も高いもの
2次情報
公式の発表情報を受けてニュースなどで租借された情報
3次情報
1次・2次情報を受け、まとめた自分の解釈など
4次情報
極論、フェイク情報など
物事に安易に大きすぎるラベリングはしない
著書の中では、物事にラベリングをしない意義はよくわかった。安易にラベリングをすると固定観念で無意識の中で考えを固定化させるからだ。
例えば、日本人を論じることとして、真っ二つに分けて「西日本人」の考え方、「東日本人」の考え方が説明できるとしたら、とても分かりやすい。
しかし、この2つのラベリングはあまり意味をなさない。「西日本人」といったって九州と大阪は全然違う。2つで分けられないと思うのだ。
誤解を恐れず言うのなら、ラベリングは多めに考えようではないかと思った。ある程度ラベリングをしないと考えがまとめることが難しい。
ただ、2つのラベリングを思いついたら、4つ。10なら20くらいと多めに考えることが考えに深みを生むのではないかと思われた。
批判ばかりするなかれ
意見に不備があった場合、それを批判するだけでは何もはじまらない。ズレがあるようなら、それを埋める努力が必要である。
そのズレを直すための具体的な解決策を提案し、案がないならいっしょに考えてみようと寄り添わなければ発展的にならない
自分の意見こそ絶対とは思わない|比較優位で考える
この世のものに絶対コレなどない。人の数だけ考え方がある。その考え方に良い部分と悪い部分両方を必ず備えている。
ある考え方を採用するときには、その良くなる部分と、その代償で失う部分を比較して「これが今と将来を見たとき、一番マシだよね」というものを選ぶのが現実解のようだ。長く社会で生きてらっしゃる方なら賛同される方も多い考え方ではないでしょうか。
しかし、日本の教育を振り返ると現実と違うことを教えられてきている。
常に「正しい答えは1つ」あるので、それを見つけた子の成績が良いとなっている。議論をする場でも、「全会一致」を目指してないだろうか。
弁護士と政治の世界は違う世界|ドライ世界とウェット世界
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橋下さんは弁護士という司法の世界から、政治の世界へと移り住んだ。同じ国の3権の世界の中でも全然違うというのは興味深かった
政治家はウェットな人たち|人の顔を立てることが重要
政治をする人は、関係者の顔を立てながら進む世界のようだ。全然進まない、責任のなすりつけあい、先送り体質など揶揄される政治の世界。
ただ、人の顔を立てることが必須なウェットな世界と割り切るなら至極当然に思われる。人の顔をうまく立てられる人や立ち振る舞いがうまい人が昇っていくなら、「そこはひとつ頼むよ」が通じてしまうのがわかる気がする。
法律家はドライな世界|論理と数字がすべて
一方、弁護士などは、カラッカラのドライ世界だ。すべては証拠の積み重ねと論理と数字で白黒はっきりした世界である。
理詰めがすべてなのだ。
ウェットとドライをうまく使い分けて進めた治水工事
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かつては治水といえばダムを作るのが常道だった。しかし橋下さんは、ダムがない地方に大雨が降ったらどうなるのか?ダムよりも川幅を広げた方が良いのではないかを検証し当時推し進めたようである。しかし、周りは敵だらけ、それでも進めたようだ。
政治家にはウェット戦法(そこはひとつ、顔を立てて頼むよ)、府の職員にはドライ(数字とデータから納得させて)、近隣住民の人たちにはウェットで(寄り添って)で進めた。
そうしたら、歳月がたつと、それが今実を結び良くなったようだ。
まとめ:持論を手に入れる努力をしてみる
今本をたくさん読んでいることは、自分は情報を詰め込んでいるのかもしれない。情報源は何か(1・2・3・4次情報のどれ?)を明確にし、比較優位の考え方をとって持論を持てるように活動をしていきたい。
#3行日記 : 文章がまとまらないながらも、仕事ではまとまる文章がかけてきているきがする
今日の記事はイマイチかもしれない。どうもまとまりがなくて、最後は息切れしている。たぶんあまり読まれない記事のような気がする。完成度は30点くらいに思える。
だけどね、毎日書いていると、自分の割とわかっている本業の分野では割とうまくまとまった文章が書けるようになった気がするのです。ということで、今日は2時間以上かかっちゃったけど、今後も創作活動は続けていきたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日紹介した本
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