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高校の卒業式参加で思ったこと|親にとっては自分自身への答え合わせ
卒業式シーズンですね。先日高校の卒業式に参加してきました。父親が、高校の子供のために卒業式に出るというのは、昔は違ったような気がします。今は一般的ですが。
ぼくの時代、母親は出席しても父親は普通に仕事だったような気がします。今回、父親として卒業式に参加しましたのでそこで思ったことを書こうと思います。
夫婦そろっての参加は多い|父兄席が満席
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今回、子供のために卒業式に出るために仕事の休みを取りました。結果を言うと、参加して本当に良かったです。子供の卒業式なのですが、自分のこれまでの人生の振り返りになりました。少し大げさかもしれませんが笑。
出席した卒業式の高校は、自分の母校でもあります。ウン十年前のぼくはそこに居たわけです。同じように繰り返されている卒業式にぼくも出席しました。他人ごとではない気持ちがしました。
親が夫婦そろって参加する人はびっくりするほど多かったです。親の席が満席になったので急遽しつらえていました。学校側は出席も取っており、生徒の人数プラスαくらいの席を用意してたのでしょう。見積もり甘くそれ以上来てしまったようです。
校長先生からの祝辞が初めて良かったと思った|今の自分への答え合わせであり少し耳が痛い話
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高校の卒業式が小・中学校の卒業式と異なる点を挙げるとすれば、社会への旅立ちを意識している点ではないでしょうか。高校からの次の進路は大学が多いですが、次いで短大・専門学校が多いです。そして就職する人もいます。大学以外は、就職を見据えた学校ということ言えるのではないでしょうか。
半分くらいが社会に旅立つので、プレ大人に向けた言葉になると思います。
校長先生は次のことを忘れないようにとおっしゃっていました。
・学び続けましょう
・思いやりを持つ人になってください
・地域の人に役に立つ人になってください
至極当たり前のことをおっしゃってました。では年を重ねた自分ができているといえばどうでしょうか。自分ならこう答えます。
・学びの重要性は、最近気づいたので、学ぶことを再開しました
・最近になり、ようやく人々に支えられていることに気づき感謝するようになりました
・すみません。あまり役立てないかもしれません
このように、なんとも情けない答えとなっています。当時未来あった若者は今こうして年を重ねてもう一度卒業式に参加しておりますが、あまり成長してないようです💦(もちろんよく考えればもっとポジティブな面もありますが、どうしてもこんな感想がでてしまったのです)
それだけ、自分が惰性で生きてきた証でもあります。
自分が高校生だった時、卒業式に何を言われたかは覚えてません。でも、きっと同じようなことを言われたのだと思います。あの若いころに、今の自分の聞く耳があったらどれだけ良かったか。そんな気持ちで聞きました。
泣く場面などないと油断してたが、うるっと来てしまったよ💦
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卒業式参列中は、感動とは無縁でした。頭の中はかなり俗っぽいことを考えてました。何を考えていたかというと、
・仕送りってどれくらい送ったら良いのやらとか🤔
・仕送り多く送ってもあるだけ使っちゃうからなぁ、もう💢
・最後まで学校通い切ってくれるんだろうか😓
・一人暮らしは本当に大丈夫なのか?😰
・っていうか、めっちゃ金かかるじゃん😫
とまぁ、こんなしょーもないことを頭の中ぐるぐるしていたわけで、感動とは無縁の心境にいたのです。
だから、ぼくは涙など一滴も出るはずがないと思っていたのです。
涙を出すのはどのあたりでしょうか。校長先生の長い話の可能性は少ないとして・・・、在校生送辞を述べるときでしょうか。卒業生が答辞を述べるときでしょうか。卒業の歌を歌うときかな?
案の定、これらのタイミングに3年間を振り返りシクシクと涙を流す生徒や父兄の方々がいっぱいいました。しかし、ぼくはに響きませんでした。なぜなら上の太字のようなことに頭が支配されていたから笑
ところがです。卒業生が退場しますとなったとき、退場際に卒業生は立ち上がったと思うと、全員こちに振り向き、大きな声で「ここまで育ててくれてありがとう!」と言ってくれました。
これは、そろっての挨拶ではないです。おそらく先生からは「それぞれ感謝の言葉を言ってね」なのでしょう。生徒は思い思いの言葉を言ったようです。その中で「ここまで育ててくれてありがとう!」と聞こえたのです。
これには、さすがにうるっ💦と来てしまいました。これは不意打ちでした。目頭が熱くなってしまいました。
「卒業おめでとう!」なのです。
高校生は入学者全員が卒業とはいきません。わりと途中でさまざまな事情で退学ということがあります。実際に何人かは退学して人数が少なくなっての卒業式でした。これは義務教育とは違うところですね。
だから、本当の意味で「卒業おめでとう」なのです。
卒業式は親の参加おすすめです
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子どもの卒業式。行けないことはないけど、仕事がなぁと迷われる親御さんいると思います。両親であれば片方が出ていれば良いじゃないかと思う方もいるかと思います。
ぼくからしたら都合がつくのであれば是非とも卒業式に参加して子供たちの晴れ舞台を見てあげてほしいと思います。一生に一度の舞台のひとつですし、子供たちの成長を感じることができます。
#3行日記 :ご・ごちゃ?、ごちゅ、ごちょ、☆△ごちゃ、ご着席ください!😓
ぼくは親として参加するだけなので、一番気軽な立場です。しかし、なぜか開始が近づくと緊張しました。
生徒は当然緊張しますが、最も緊張するのは式を執り行う先生方ではないでしょうか。会式の辞の後、「ご着席ください」が「ご・ごちゃ?、ごちゅ、ごちょ、☆△ごちゃ、ご着席ください!」でした。伝わりましたでしょうか。
先生の緊張されてたのですね。すごく伝わってきました。
先生ドンマイです!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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