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野口聡一が気づいた、他人の評価に左右されない生き方|『どう生きるか つらかったときの話をしよう』の読書感想

野口聡一さんの本を読みました。読んだ感想は、「意外!」と思うことでした。人生何があるかわからないから前をみて進もうと思いました。

野口聡一さんいったら、日本人宇宙飛行士で有名ですよね。彼は宇宙に3回行ってます。
1回目:2005年にスペースシャトルで宇宙へ
2回目:2009年にロシアのソユーズに乗って国際宇宙ステーションに行き3ヶ月半滞在
3回目:2020年にアメリカの民間企業の宇宙船「クルードラゴン」に乗って宇宙飛行

こうして並んでいると輝かしい功績で、何も不自由ないと思われますが、2回目と3回目の間に10年以上のブランクがあることに注目してほしいです。10年は、地上にいたことになります。そして、10年はとても長いです。

1回目、2回目の飛行は非常にうまく行ったようです。自分は世界でも、日本でも注目されている。自分はすごい。宇宙にだって行ける。2回目なんて船外活動もして、人生バラ色だ。と人生上り調子だったようです。


輝かしい実績を携えても苦しんだ燃え尽き症候群

しかし、2回目の宇宙からの帰還から、状況が変わってしまったようです。こんな日本人宇宙飛行士として輝かしい実績を残しながら、とても苦しんだことがあるそうなのです。

それは2009年の2回目のロケット打ち上げ後、船外活動もしっかりこなして、すべてやり切った後に訪れたのは燃え尽き症候群だったようでした。

宇宙飛行士は、打ち上げる前は、すごく大切に扱われるのですが、いざ地上に戻るとその扱いはなくなってしまうとのことです。

野口さんは宇宙飛行士。といえど、地上にいる間は、ほかの人が宇宙に行きます。宇宙開発に携わるメンバの一人としては、他の人が宇宙に行くならそのサポートに回らなければならないからです。

その扱いのギャップから、自分は不要な人終わった人のように思ってしまうこともあるのだそうです。2009年から次に乗るまでの約10年間を苦しみぬいたようです。

きっかけは他人の評価を気にすることをやめること

結局、今まで自分の生きる希望は他人の評価を気にすることで生きる希望にしてきたようで、その他人軸評価の生きる希望は、簡単に移ろいやすく一生続くものではないことに気づいたとのことです。

昔はがむしゃらで突き進むだけでよかったが、先が見えてくると、その次を考えることがきっかけを与えたようです。

宇宙にいったら人生観が変わらなければならかった|演じた自分

こんな気持ちを、1回目の時は思っていたようです。宇宙に行くと人生がかわる。宇宙飛行士が宇宙から帰還すると決まって発する言葉で有名ですよね。野口さんも同じように言っていたが、心の奥ではちょっと違ったようなのです。

たしかに感動した。しかし、人生観までは変わらなかったようです。そこには、見てくれる人の期待を裏切ってはいけないという思いがあったようです。思えばそこから他人の評価を気にすることが始まっているようなのです。

同じ場所にい続けると、高慢になったり、自信がなくなったりする|自分を見失ったり、自ら命をたったりする|60歳を迎える前に別の道へ進んだ方がよい

同じ場所にい続けると、そこでベテランになり、いろいろなことができていくので天狗になってしまう自分がでてくるのだそうです。確かにその通りだと思う。ただ、若い人は後から入ってくる。

若い人の方が、勢いがあり吸収も早いのです。そうなってくると、快適だったその同じ場所の居心地が悪くなってくるようです。

人によっては、自分は過去の人と卑下して、自分を見失ったり、良くないことだが自ら命を絶ったりと。

だから、60歳を迎える前に別の道も考えた方が良いと考えたようです。

ナラティブアプローチで自分の達成したことを客観的にみることができる|自分の存在価値に気づけるようになる

ナラティブアプローチによるカウンセリングを受けて、自分の存在価値に気づけるようになったようです。そこで自分を見失っていたことに気づき、10年の時を経て、再び宇宙飛行をかなえることができたようです。

ナラティブアアプローチというのは、自分が発する言葉に注目するカウンセリング方法のようです。自分がなぜそう思うのかを言葉にすると、自分なりの脚色が入ります。その脚色を選んだことなど、1つ1つひも解いていくことで、今の自分が置かれている状況をわかるようになるのだとか。

自分基準を早く持つことが大事

ぼくも、一時期、自分が良くわかなかったことがありました。40代後半が始まろうとしたくらいでしょうか。それまでは突っ走ってきたけど、急にやる気が起きなくなったのです。

今思えば、そこまで他人評価で考えてきました。でも、今はそうは思ってません。結構自分評価で考えています。不必要に気も使わなくなりました。がんばらなくなりました。

これが本当に良いことかわからないけど、たぶん自分基準ができてきたのかもしれません。

本書を読んだら、野口聡一さんの名前や写真を見ると、いろいろとご苦労されてきたんだなとちょっと親近感を感じる自分がいます。

3行日記:うーん、まとめるのは難しい

今日の記事は、どうもまとまりが無くなってしまった。もしかしたらもう一度読んでも良いのかもしれなかったけど、がんばって書いてみました。

本は、たくさん読む、何回も読む、両方のアプローチがあると思ってます。けっこうジレンマなんですよね。どちらもしたいけど、どちらも時間がかかる。しかし、時間は有限。

どちらを皆さん選んでますか?

ぼくは、これまでたくさん本を読むことをやってきたけど、こうして書評とか感想を書くと、書ききれないことがあるので、うまく書けないときは、2回目を読んだりしてます。

1年前:夏休みに関して書いていたようです

夏休みの記事でした。今読むと不思議な記事です。ぼくはあまりこの記事を書いたことを思い出せません。こんなこともあるようですね。

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