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小学生までの写生大会のコツ
私は絵がヘタです。
でも小学生の三年だか四年の時の写生大会で県展に選ばれました。
何言ってるの? 自慢? 謙遜も度が過ぎると嫌味になるよ? と嫌悪感を抱かれてしまいそうですがちょっとお待ちください。
その後、中学生の美術の評価は真面目にやって5点満点中2よりの3。
過去の栄光を知る友人や先生からやる気なしの烙印を押される始末。
でも全力でした。
では何故小学生時の写生大会で結果を残せたのか。
それは他人より時間をかけて細かく描いたからです。
被写体は河川敷にあるお寺。
「見たままを書きなさい」
という先生の指示を忠実に守り、窓の一つ一つや瓦の一枚一枚を丁寧に描写。
当然時間内に終わるわけもなく、たしか下書きすら半分ぐらいだったと思います。
提出まで何日か猶予があったので学校が終わった後現地へ行き続きに取り組むも締め切りに間に合いません。
同級生が次々と提出する中で私だけが締め切りの延長を直訴し周りからは奇異の目で見られます。
なんとか二度目の締め切りまでには自分で納得できるぐらいになったのでお待たせしましたと提出。
その後あれよあれよと県展作品に選出されました。
今考えれば締め切りを守らず他人の倍時間をかけている時点でズル以外の何物でもありません。
でもたかが写生大会にそこまで熱心に取り組む変人は私だけだったので、むしろその努力を褒めたたえられたことを覚えています。
両親はさぞかし自分の子供の未来に夢を膨らませたことでしょう。
しかし、肝心の私は芸術に対する情熱を使い果たしたらしくその後はてきとうに描くようになってしまい期待を裏切るかたちになりました。
父母ごめんなさい。だってめんどくさいんだもの。
というわけで今回のまとめ。
『写生大会は、絵がヘタでも時間をかけて周りが引くほど細かく描けば県展だって狙えちゃう……かも?』
ただし小学生限定のコツなので、大人は止めておきましょう。
締め切りを守れない大人は信用されません。
時間厳守!