企画、運営、集客、協賛募集まで!来場者数30000人の地域の祭りに参加してわかった"次世代リーダーに必要なこと"~アカデミーハウス地域連携事業 2023年ふしの夏祭り~
山口市の小郡地域の椹野川にて行われる花火大会「ふしの夏祭り」。
3000発打ち上げられる花火をはじめ、縁日や、ふしの総踊りが行われ、例年約30000人もの人が訪れます。
今年、4年ぶりの開催となったこのお祭りにアカデミーハウス3期生が地域連携事業として参加しました!
(記事・写真)
今回、吉南青年会議所、おごおり地域づくり協議会、地域団体を中心に構成されたふしの夏祭り実行委員会の皆さんからいただいた課題は2つありました。
①ふしの祭りスタート(16時半~)の会場の盛り上げる催し
ふしの夏祭りは20時~打ち上げられる花火以外にも縁日や、ふしの総踊りなど、まさに夏を思わせるコンテンツも盛りだくさん。お祭りをスタートから盛り上げるため、今回は会場に設置される特設ステージにて、会場を盛り上げるためのオープニングイベントをやってほしいというお声をいただきました。
②花火が打ちあがった後(20時半頃)、会場に残ってもらうための施策
会場の皆さんが待ちに待った花火が始まるのが20時頃から。しかし、3000発の花火を打ち上げた後、30000人が一気に動き出すとなると会場の混乱はまぬかれません。そこで、花火が打ちあがった後の時間、会場に人をとどまらせる施策を考えてほしいという課題をいただきました。
予算は全体で10万円。開催は2か月後。限られた予算と時間の中で同プロジェクトを進めていくのか。
お祭りの最初と最後という重要なポイントを任され、アカデミーハウス利用者15名は2チームに分かれそれぞれの課題に臨んでいきました。
計画
【テーマ決め】
5月末、吉南青年会議所の皆さんから課題をいただき、早速グループワーク。ランダムに分かれた4チームでそれぞれ企画を考えていきました。
【グループミーティング】
テーマの大枠が決まり、グループごとに繰り返しミーティング。様々なアイデアが出る一方、与えられた課題の解決はできるのか、法律や条例的に問題はないのかもとても重要です。なにより当日参加してよかった!と感動を持って帰ってもらえることをゴールにして、何度も企画のブラッシュアップを行いました。
【企画書の作成】
考えたプロジェクトは、そのまま即実行! とはいかず、もちろんふしの夏祭り実行委員会さんの皆さんに提案し、認めてもらわなくてはいけません。企画提案の日程も逆算し、説明できる資料もグループで役割分担して作成していきました。
そして開催が決まったイベントはこの2つ
準備
【予算管理】
企画の具体の内容が決定したら、次に重要なのは何にお金をいくらかけるのか。の予算の部分。物品を買うのか、広告をかけるのか、チラシをするのか、当日アルバイトを雇うのか等々、予算がある中で効果を最大化するためにギリギリまで検討を続けていきました。
【協力企業との打ち合わせ】
愛の主張の企画はなんとテレビ山口(tys)で放送されている情報番組「mix」とのコラボレーションが決定! 当日のイベントの司会進行をtysアナウンサーにご担当いただけることになり、綿密な打ち合わせを繰り返していきました。
また、イリュージョン企画、竹の光のオブジェの作成には、近年、かつて日本でも盛んだった日用品や建材、食用にするタケノコのために植えられた竹が、時代の変遷とともに管理者不在となり無法に繁殖し、「竹害(ちくがい)」が問題となっていることにも着目。使用した竹は最後木炭として再利用できるよう、竹LABO様にもご協力いただきました。
【協賛募集】
イリュージョン企画では予算管理をしていく中で、地域のお祭りだからこそ地域の企業や団体にもこの取り組みを知ってもらいたい! より良い催しになるようご協力を願いたい! という思いから、協賛支援を募ることに! お祭り開催まで残り1か月を切る中で、アカデミーハウス生自ら地道にお声がけをして、最後には20近い企業、個人、団体の皆様から20万円の協賛をいただくことができました。
【スケジュール管理】
より良い催しにしたいという思いの一方、時間は刻々と迫っていきます。計画だけでなくそれを実際に当日問題がないように運営するために、いつまでに何をする必要があるのかスケジュール管理も行っていきました。社会人、学生混在して一つのチームとなる中で、それぞれの役割を分担してチームで動いていきました。
【集客/広報】
愛の主張,イリュージョンそれぞれの企画の参加人数の目標を達成するため、集客、広報も行っていきました。
実行
いよいよ開催当日!この2か月多くの課題もありましたが、天気にも恵まれそれぞれのイベントを開催することができました。
当日の様子movie
愛の主張
イリュージョン
振り返り
イベント後、すぐにアカデミーハウス生から、今回の会の反省会を行いたいという声が上がりました。良かった点、悪かった点を振り返り、次につながるように意見や感想を共有していきました。
ふしの祭りを終えて アカデミーハウス生の声
計画。準備。実行。振り返り。ふしの夏祭りという地域に根付いたお祭りで実践的にプロジェクトを進めることで今年のアカデミーハウス生も大変貴重な経験と学びを得ることができました。
改めてご協力いただいた皆様ありがとうございました。
イベント後の発信も行いました!
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