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決められた大きさや形に適合したモノだけが出荷されていく世界

自分たちで野菜やお米を育てている塾生たちと、今日は「出荷規格」について学びました。

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北海道の「やまでんファーム」様よりお送りいただいた、訳ありトウモロコシ(黄色)と近所のスーパーで売っていたトウモロコシ(白色)を並べての勉強です。

実際にスーパーのトウモロコシと訳ありトウモロコシを見比べて、どこが「訳あり」なのかを皆んなで考えていきました。

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「農薬を使ってる!」と言った生徒もいましたが‥それはむしろ反対かもしれない。自分たちで畑でお野菜を育て、何となく「農薬はいけない」という考えを持っています。でも、実際は…

学校で「お米の育て方」を学び、実際に楽笑で「お米を育てている」生徒は‥教科書にある「除草剤をまく」「農薬をまく」という文字にとても違和感を感じていました。

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楽笑塾での田植えの様子▼

「農薬が悪いモノ!」と一方的に言うつもりはありませんが、「農薬を使う!」と当たり前のように書いてある教科書にはどうなのかなと思います‥

そして、教科書通りに教えて、教科書通りに皆が同じことができるようになるべきだという考えだけの教育もどうなのかなと‥

訳ありの理由に「味」や「農薬」ではなく、見た目や虫食いに大きさなどが並び‥ホワイトボードの一覧を見て「楽笑のトウモロコシは訳ありコンプリートやん!」と自分たちでトウモロコシを育てて、トウモロコシご飯を作って食べたことのある生徒が言っていました。(笑)

出荷規格を学ぶ上で「あまおう」の規格を生徒たちにも見てもらいました‥イチゴも育てている塾生たちは「こんなに綺麗に揃うはずがない」と言っていました。

ボクは、子どもたち一人ひとりの「天才」という個性をそのままに磨き世界へ飛び立っていけるような教育をしていくつもりです。

子どもたちの最大公約数を見つけるのではなく‥
子どもたちの「最小公約数=1」を磨いていく。

一人ひとりが持つ最小約数の「1」こそが、その子の天才だと考えています。無理矢理、最大公約数を見つけようとするから‥最大約数が無い子(素数の子)がグループから外されてしまっていないか?まるで、箱に並べられて出荷してもらえない「あまおう」のように‥

子どもたちが学んでいる姿から、また大切なことを教わりました。

工場型モデルの教育だけで良いのでしょうか?


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