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発症頻度1%らしい〜足根骨癒合症〜

昔から歩き過ぎたり立ち続けたりすると、翌日右足首が痛くなる。
寝起きなどは特にひどく、右足首に体重を乗せると激痛なため、這ってトイレに行くこともある。
しかし時間が経つと徐々に回復し、少し足を引きずりながらだが歩けるようになる。
本当は引きずらずに歩きたいのだが、体重が右足首に乗るとやはり痛むので、どうしても引きずってしまう。
そうすると、
「足どうしたの?大丈夫?」
と心配されてしまう。
これが毎回イヤなので、
「あー大丈夫です大丈夫です。前日ちょっと歩き過ぎちゃったんで(てへっ)」
みたいな感じで、できるだけ軽〜く答えるようにしている。
実際、足に負荷をかけ過ぎた翌々日には普通に歩けるようになるし。

先日、仕事で立ちっぱなしだったせいで、例のごとく翌日、右足首がやられた。
しかも翌日も仕事で立ち続けなければならなかったので、市販の痛み止めを飲み、湿布を貼り、サポーターをつけ、万全の体制で仕事に臨んだ。
おかげで翌日の仕事は無事乗り切れたのだが。

2日間立ち続けた私の足は限界だったようで、翌朝、激痛で立ち上がれなかった。
そうだ。
この際、もう一度ちゃんと病院で診てもらおう。
と思い、足を引きずりながら整形外科へ行った。

実は以前にも一度だけ足首を診てもらったことがある。
その時はまだ中学生で、スキーで足を捻ってしまい、なかなか痛みが引かないため整形外科に行ったのだ。
その時言われたのは、生まれつき骨と骨の間の軟骨が人より少ないせいで、痛みが生じるとのことだった。
だからそれ以降は足首が痛くなっても、生まれつきだから仕方がない、と先に書いたように痛みと付き合ってきたのだ。
今、もう一度診てもらえば何か新しいことがわかるかもしれない。
そう思い受診したら、期待どおり診断名がついた。

足根骨癒合症だった。
ネットで検索してみると、足根骨癒合症の人は1%ほどしかいないそうだ。
なるほど、どうやら私はレアキャラらしい。

本来くっついていてはいけない骨が部分的にくっついてしまっているため、骨に負荷がかかり痛みが生じるそうだ。
中学生の時の診断に誤りはなかったようだ。

生まれつきなため、治すには手術しかない。
手術をしないのであれば、運動は無理をせず、自分に合った靴やインソールを作り、できるだけ負荷をかけないようにするしかないそうだ。
要は今までどおり付き合っていかなければならないということだ。

それに関して、ひとつ心配だったのは歳を重ねた時どうなるかということだった。
先生が言うには、歩けなくなるとか、骨が完全にくっついてしまうとか、そんなことはないということだった。
よかった。
「1歳までに気づけばなんとかなったんだけどね」と先生がぽろっと話していたけれど、足のレントゲンを撮る機会もなかっただろうし、なかなか気づけるものではないよな、と思った。

足首に負荷がかからないように体重は増えない方がいいそうなので、今までどおりおばちゃん向けのサーキットトレーニングを続けるのが良さそうだ。
ただ見た目が良くなりたいだけでなく、切実な理由が乗っかったので、ダイエット、ゆるく続けていきたい。


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