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イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 哲学/青木 滋之 を読んで

私は哲学については、何も知識がなく、何となく、目に留まり、今回哲学について学んでみようと思い立ち、読み始めました。(オーディオブックで聴き始めました。)
イラストと図解で解説!とありましたが、正直、オーディオブックではイラストや図を確認しながら読み進める事は出来ませんでしたが、後でイラストを見返す感じで読み進めました。
哲学とは難しい学問で、私にはハードルが高いイメージがありましたが、すんなりと聴けました。(理解というよりは、こんな感じなのかとざっくりわかるといった感じでしょうか。

哲学の歴史を振り返り、古代から現代まで時代にそって哲学の何たるかをその時代と変遷、考えの流行みたいなものをまとめて学べました。
古代は「・・とは何か?」と、”存在”を問う事で世界を説明しようとした古代哲学は『無知の知』なのである。(色々な知識人に「問い」について聞き、やがて『無知の知』を知る。ソクラテス)これはどこかで聞いたことがある。
中世になると、「神」の存在の証明のために哲学は使われる。近代になると、”認識”がテーマだ。認識する精神(主観)と認識される物体(客観)という考えが導入される。人間にはものごとを認識する力がある。だから”我思う、故に我あり”(デカルト)、"人間は考える葦である"(パスカル)なのだ。(とにかく自分と向き合い考える)
近代後期になると、認識される物が、「自由」「幸福」といった抽象概念になり、その真理を探ろうとする一方で、その客体の如何に関わらず自分の存在(実存)を求める考え方もでてくる。モンテスキュー(法の精神)やアダム・スミス(国富論)、ルソー(社会契約説)など歴史や経済学などで学んだ偉人が実は哲学者だったのかとあらためて知りました。
とにかく物事を徹底的に考え、新しい価値観や思想を生み出してきたのかとあらためて知る事が出来ました。

ホントに難しく、ざっくりとした知識を学んだ形にはなりましたが、哲学は常に常識を疑い、新しい視点を見出すということでしょうか。
「ひと言でいえば「問い」の学問」なのだと感じました。
常識を疑う、そして新しい視点を見出し、そして俯瞰して物事を見る。
とても大事な事だと感じました。

あなたは、何を感じましたか?(是非読んでみて下さい。)

こんな難しい哲学の話もオーディオブックで散歩しながらサクッと聴けました。
皆様も是非試してみてはいかがでしょうか?


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Isao Hanayama
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