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ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義/岡 真理 を読んで

パレスチナ問題、私もあまり深くは知りません。どこか遠くの出来事で他人事のように思っています。そんな時にこの本を手に取り読んでみようと思いました。
イスラム組織ハマスとはいったいどんな組織なのか、パレスチナやイスラエル国家はどのように建国されたのか?
改めてこの本を読んで知る事が出来てとても勉強になりました。

自分自身で物事の本質をつかむ(情報を仕入れる)事が大事なのだと教えて頂きました。
今のマスコミが報道する内容では放送する時間にも制限があるし、多くの情報を伝えないといけない報道内容の中の一部の出来事で、このガザ地区で起きているほんの一端しか報道されません。
これは、『報道の壁(限界)』なのかもしれません。
おそらく、連日ニュース番組で流される報道だけでは誤った認識をされる方も多いと思います。(私もその一人です)

私が、本日(2024年10月17日)のニュース番組で耳にした内容は、トップニュースは大谷翔平選手のドジャースがメジャーリーグで3ランホームランを打って勝利したというニュース、その後闇バイトの強盗事件等のニュースを1時間近く報道した後に、番組最後に、イスラエル軍発表のパレスチナのテロ組織ハマスの最高幹部を殺害したというニュース(30秒ほど)でした。
『テロ組織ハマスが…』と聞いただけで、あまりいい印象は受けませんし、ハマス側が何か諸悪の根源のような一方的な悪い印象を連想してしまいます。(皆様も同じ印象を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。)
私がいかに今まで、この紛争に対して無知だったのか、何も知ろうとしなかったのかを深く反省しました。(事実を知らない事は罪なのではないかとも思えてきます。)
著者の岡真理氏も述べています。「今起きていることはジェノサイド(大量虐殺)です……イスラエルという国家は、入植者による植民地国家であり、パレスチナ人に対するアパルトヘイト国家です……ハマースの奇襲攻撃は占領軍であるイスラエルに対する抵抗として、国際法上認められている抵抗権の行使です」とあまりにも熱のこもった訴えに、心を撃たれてしまいました。

この本を読み進めていくとこの紛争が、昨年10月~起きている一方的に始まったイスラム組織ハマスによる越境攻撃(テロ行為)などではなく長い紛争の歴史がある事がわかります。
とても分かりやすく丁寧に説明されており、ガザの事を知るとても良い資料だと思いました。
皆様も、少しでも興味があれば、ぜひ手に取って読み進めてみてはいかがでしょうか。
私は、オーディオブックで散歩しながら聴きました。
オーディオブックでは、岡さんの対談も収録されており、ボーナストラックで聴くことができます。
いったい自分に何ができるか、じっくり考えてみようと思いました。
そんなきっかけを与えてくれたオーディオブックなら、今聞き放題プランでこの本が聴けます。
まずはこの本の著者の岡 真理氏の動向を注目して、勉強して周りの人たちにも発信していこうと思いました。

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