Photo by cgc 140字小説【ただそこにいる】 3 こし・いたお 2024年2月3日 00:07 今日も彼はボーっとしながら下を向いている。あだ名はゼンマイ、繊細な僕の親友だ。昔から突然動かなくなる事があった。まるでゼンマイ仕掛けの人形のように。ある日彼は呟いた「もう巻きたくない。巻く意味がない」そして黒塗りの硝子の箱に籠った。僕は火の灯った小さな蝋燭を持ち、隣に座っている。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #小説 #創作 #ショートショート #うつ病 #友達 #生きる #掌編小説 #超短編小説 #繊細さん #140字小説 #掌編 #親友 #寄り添う #ゼンマイ #引きこもる #ただそこにいる #にゃむさん #繊細な友人 3