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140字小説【親友】

闘病生活を終えた僕は卒業前に自宅に戻ることができた。病院スタッフや家族、何より毎日連絡を取り合っていた親友が心の支えになった。でも体力は落ち、僕の髪は薬の副作用で抜け落ち見る影もない。学校へ行くため親友と待ち合わせをした。「やっぱ寒いな」「お前……」親友は髪をすべて剃っていた。

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こし・いたお
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