「闘い続ける勇気」:岡本太郎の哲学と人生観
【約3,600文字】
周囲の評価や常識に囚われ、もがいてしまう現代日本。売れ続ける啓発書がある。岡本太郎著『自分の中に毒を持て』だ。
この記事は、岡本太郎の哲学と人生観をライトに獲得することを目的に執筆した。であるから、書籍の要約ではなく、現代に活かす具体的な思考法を主軸としている。
…正直に告白するが、私は岡本太郎の作品が好きではない。「むしろ、いやな感じ。いやったらしく、ぐんと迫ってくるもの」¹とさえ感じている。
それは岡本太郎が仕掛けた罠なのだが、なぜそう感じるのだろうか。
岡本太郎の書籍や映画、〈太陽の塔〉を参考に、迫っていきたい。
読み終わる頃には、岡本太郎イズムを缶コーヒー1本のコストで手にできるはずである。
1;迷ったら危険な道に賭けろ
結論から言ってしまう。常識に囚われない岡本太郎が追究したのは「歓喜」だ。
「幸せ」では駄目だ。幸せの裏側に、何ともいえないうそ寒さがある¹からだ。
太郎のいう歓喜とは、普段の暮らしの中で安定するのではなく、自らの内なる声に従い、勇気を持って挑戦し続ける中で得られる、至上の喜びのことだ。
…この記事はこんなテンションで進む。大丈夫だろうか。ぜひ、ついてきて下さいね。
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