見出し画像

「お酒」は本当にストレスに効くのか

よく「お酒を飲むことでストレスを発散している」という話を聞きますが、はたしてアルコールは本当にストレス緩和の効果があるのでしょうか。

今日はそこに論点を置いて書きます。
お酒をよく飲む人は読んで損はない内容だと思います。


ちなみに私はお酒は全く飲みません。
むかしキャバで3年くらい働いていたし、沖縄出身ですが(沖縄の人は酒豪が多いというイメージの方が多い)お酒は口に合わず滅多なことがない限り口にしません。

炭酸が好きではありませんし、苦いのがダメでコーヒーも全く飲めません…。


そんな話はさておき、さっそく内容に入っていきましょう。
読みやすく1500文字くらいでまとめます。

3~5分程度で読めると思いますので、ぜひサラッと読んでってください(*'ω'*)




アルコールは「ストレスや不安を消し去る」ことにおいて驚異的な効果がある

結論から言います。

見出しのとおり、アルコールはストレスや不安を消し去る効果が非常に高いとされています。

複数の本で同じことが書いてあります。


ストレスを緩和させる経口薬として

  • ジアゼパム

  • オキサゼパム

  • ロヒプノーム

  • ザナックス

これらがありますが「ストレス反応を即座に押さえつける」という点ではアルコールの方が圧勝です。

また治療薬の欠点として

  • 薬が効きすぎてしまう

  • 脳が薬を渇望してしまう

これらがあるのですが、アルコールの場合は自分でコントロールできれば「飲みすぎ」も「依存症」も防ぐことができますね。

ストレスを発散したいときに適量のお酒を飲む、というようにできます。


アルコールと抗不安剤は大変よく似た効果をもたらすため、スウェーデンでは抗不安剤の多くが「ドライ・ドランク(空酔い)」と呼ばれているくらいです。

アルコールは脳の反応を鈍らせ思考力を落としますが、かえってそれが吉と出ることもあるのです。

「脳に考えさせない」ことでストレスを緩和させます。

強いストレスを感じている場合は、ワインやウイスキーなど酔いが早いお酒を飲むことで、悩みごとはものの数分で消え去ってくれるでしょう。




酔っぱらっているときの脳の状態

よくあるのが

「酔っぱらってからの記憶がない」
「昨日の飲み会、ところどころ記憶が飛んでる…」
「え?!自分そんなこと言ったっけ?全然覚えてない!」

これですね笑

お酒を飲んだ多くの人が経験することでしょう。

なぜこのような現象が起こるかというと、酔うとまず脳の司令塔「前頭前野」が働かなくなります。

記憶には短期記憶と長期記憶がありますが、短期記憶さえ難しくなります。
なので、酔うと何度も同じ話をする人がいますよね。

あれは少し前に自分で話したことさえ忘れてしまっているのです。


さらに酔いがまわると記憶を司る「海馬」の働きも悪くなります。
海馬が働かなくなると、いったんは短期記憶として覚えたものが長期記憶に送られません。

そのため翌日になると、昨日起きたことをきれいさっぱい忘れてしまうのです。


酔っぱらうと記憶のシステムに一時的な障害が起きる。

これは間違いないです。

ただ「酔っぱらう=記憶をなくす」ではありません。
酔いからさめれば過去の記憶は戻ってきますし、前頭前野も回復します。

あと、頭頂葉はアルコールに強いため「酔っぱらっていても家にはきちんと帰れる」ことが多いです。

これは頭頂葉のナビゲーションニューロンのおかげです。

※ナビゲーションニューロン….視覚情報に対して指示を出す神経細胞

前頭前野や海馬がやられて記憶が曖昧になっていても、視覚から情報を得て脳が勝手に指示を出してくれるため迷うことなく家に帰ることができます。

(途中で力尽きて、そのまま寝ちゃう人もいるかと思いますが笑)




まとめ

今日は「お酒でストレス発散できるのか」についてお話しました。
お酒で脳を麻痺させてストレスを緩和することはできます。

ただ、みなさん分かってると思いますが飲み方には気をつけてくださいね。
アルコール依存症になってしまったり、健康を害してしまっては問題です。

お酒は程よく、そして楽しく飲むのが理想ですね!


今日はそんな感じです(^^)
最後まで読んでくれてありがとうございます。

また近々更新します。
ではでは!!

いいなと思ったら応援しよう!