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旦那と出会って、いつのまにか「醜形恐怖症」が治っていた話

こんにちは、久々に投稿します。

みなさんは「醜形恐怖症(しゅうけいきょうふしょう)」という言葉をご存知でしょうか?

まぁググったらすぐ出てくるのですが、一言で簡単にいうと
自分の顔や体をコンプレックスに感じすぎて、生きるのしんどい。

という精神状態を指します。

もしくは
「キレイな状態を維持しないといけない」
という固着観念にとらわれている状態です。

醜形恐怖症の人は実際には欠点は全くなかったり、あったとしても些細なものであるパターンが多いと言われています。

なぜなら「醜形恐怖症」というのは、心の病気だからです。
外見が最初から美しがろうが醜くあろうが、実際のところは関係ないのです。

醜形恐怖症の人の主な行動としては

  • ①自分の外見に大きな欠点があると思い込んでいる

  • ②その欠点のことが頭から離れず反芻思考してしまう

  • ①②が数年間にわたって持続

  • この欠点があるせいで自分は幸せになれないと考えてしまう

  • 上記のことが続き、精神的に安定しない(軽度~重度の鬱状態)

  • 1日に何度も鏡を見る(もしくは鏡を避ける)

  • 過剰に身づくろいする

これらです。
過度なダイエットや整形依存症にも陥りやすいです。

人によっては、憧れの顔やスタイルを持っている人と自分を比べて、苛立ちを感じたり勝手に落ち込んでしまうこともあるでしょう。(強い嫉妬心)

治療としては、認知行動療法であったり抗うつ剤の摂取になりますが・・・。

時間をかけて根本原因を解決していかないと、どうにもならない難しい病気です。(いくらダイエットや整形をしても心は満たされないでしょう)

※醜形恐怖症は「精神障害」に区分されているにも関わらず、多くの患者は整形外科に足を運んでしまいます

醜形恐怖症の原因


醜形恐怖症は気質要因が大きいとされており

  • 育児放棄

  • 精神的虐待

  • 肉体的虐待

これらが発症リスクと関連性があるとされています。
(機能不全家族で育つと過敏型自己愛者になりやすい)

また、遺伝要因としては
第一度親族に強迫性障害の人がいると有病率が高くなる、というデータがあります。

醜形恐怖症に関する研究も、世間の認知もまだまだ不足していますが、ひとつ言えることは

「外見上の欠点にとらわれて多大な苦痛を感じ続けている=醜形恐怖症の可能性が高い」ということです。

もしも心当たりのある方は自分で情報を集めてみたり、一度心療内科などを受診してみてください。(薬漬けにされないように注意してください)



私の例

私は小学校低学年の頃から自分の目に大きなコンプレックスを持っており、前髪やメガネで目を隠してきました。

内気で大人しい性格なのに、中学生からメイクをして学校に通っていました。とにかく自分の目が大っ嫌いで、人と目を合わせるのが怖かったです。

目だけでなく、鼻も口も輪郭も大っ嫌いで、大人になったら絶対整形してやる!と思っていました。

思春期になると
「私はブスをメイクでカバーしている」
「メイクをせずに外に出れる女子ってよっぽど自分の顔に自信があるんだね、すごい」という、歪んだ考えを持っていました。

あと、可愛くない子(あくまで主観)が明るく振る舞っていたりすると、頭の中が「?」でした。

可愛くもないのに、なんで笑えるの?!
分からない!!
どういうメンタルしてるの?

と本気で思っていました。
(昔の話です)

20代前半は本職とは別に、副業で夜の仕事をしました。
整形のお金を貯めるためです。

お金が貯まったら、関係者全員と縁を切り、東京に住んで整形するつもりでした。

あまり他責にはしたくありませんが
私がここまで自分の顔が大嫌いだった原因は幼少期にあるのかもしれません。

もしも気が向いた方は、こちらも覗いてみてください。


23歳のとき、今の旦那に出会ってしまった

昼職も辞め、夜一本で稼いでいこうと思っていた時期に出会ったのが今の旦那です。

たしか出会ってから2週間くらいで付き合うことになったのですが、そこから私の人生の歯車がおかしな方向へ動き出します。(いい意味で笑)

古臭い言い方になってしまいますが、彼は私に本当の愛情を注いでくれました。

子供みたいな、表面だけの好き!好き!ではありません。
精神や人格に問題があった私を見捨てず、正面から受け止め、何年にも渡って治療をしてくれたのです。

価値観が違いすぎて、私が感情的になって泣き叫んだり、ときには暴力を振るうこともありました。

それでも彼は、私を見捨てず傍にいてくれました。
いつだって私の見方でいてくれました。
(何度別れそうになったか覚えていませんが)

私のせいで彼の方が精神を病み「もう死にたい」と言って、失踪したこともありました。(一緒に死のう、という話をしました)

そういった出来事を繰り返し、今に至ります。
(いや自分、有害メンヘラ女すぎるやろ笑)

話を戻します。

そう、整形をするためにコツコツ貯金をしていたのですが
彼は整形反対派でした。

というか「整形するなら別れる」
とハッキリ言われました。

最初の頃は
うわー理解力ないなー。
整形なんて普通でしょ、考え方古っ。
自分のやりたいことができないなら、一緒にいられないわ。
適当に付き合って別れよう。

と思っていたわけですが
1年、2年と付き合っていくうちに私の心に変化が表れます。


自分に自信が持てるようになってきた

20代後半からは、適応障害もパニック障害も症状が落ち着いてきました。
いきなり過呼吸になり仕事を早退する、ということもなくなりましたし、睡眠薬なしでもぐっすり眠れるようになっていました。

そして夜職から足を洗い、新しい挑戦に挑んでいく私がいました。
彼に進められたので本も読むようになりました。

気がつけば
アフェリエイト、コンテンツビジネス、ランニング、筋トレなどをして生き生きとしている自分がいたのです。

時間はかかってしまいましたが

無知ゆえに、私は無駄な時間を過ごしてきた。
心の治療は知識とサポーターの協力があれば、治せる。


ということに気が付きました。

「整形して、美しくなりたい」
「外見をキレイにして自信を持てるようになりたい、願いはただそれだけ」

という固定思考から

「美しさにこだわる必要はない、それより旦那を幸せにしたい」
「どうやったら旦那を幸せにできるかを考えろ」

という、現実的かつ論理的思考に変わっていました。
今はもう整形は考えていません。

整形するくらいなら、そのお金をビジネスの投資に回しますね笑
もちろん人によっては整形が投資になるので、いいと思います。

整形に対して偏見やマイナスイメージはまったくありません。
ただ、私の場合は整形に興味がなくなっただけです。


最後に

今でも
「すっぴんでは知り合いに会えない」「太ることに恐怖を感じる」「老けたくない」というのがありますが、これはまぁ単に美意識が高いくらいのレベルでしょう。

昔は外見に対して病的に悩んでいたので、それに比べれば鼻くそレベルです笑

スタイルも気にして一時期は30kg台でしたからね。
今では考えられないです。(現→40kg後半)

「醜形恐怖症」はなかなか自分では気づかなかったり、気づいたとしても完治が難しい、という問題があります。

「醜形恐怖症とどう向き合ったらいいか分からない、苦しい」
「外見をキレイにしたいだけだよ、自分は病気じゃない!」

という方も多くいらっしゃるでしょう。

醜形恐怖症で今も苦しんでる人がいることを考えると、何だか気落ちしてしまいます。

満たされないんですよね、心が。
怖いんですよね、人と接するのが。

もちろんその人が、どのような経験をしてきたか私には分かりませんが
醜形恐怖症の人の「心の奥底」を察することはできます。

難しい問題です・・・。

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