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自己肯定感を意識しない生き方の話

自己肯定感という言葉を聞くようになってからさほど長い年月が経ったようには思えません。少なくとも私が若い頃には世間的に認知されている言葉ではなかったことは間違いありません。
それなのに、最近ではこの自己肯定感を意識する人があまりに多いことに気づかされます。
ここが問題だと思いませんか?そんな言葉がなかった頃には自己肯定感など意識せずに明るくそれなりに自信を持って生きてきた人も、その類の自己啓発本や自己啓発セミナーに踊らされて「自分には自己肯定感が少ないのではないか?」と悩み、ある人はお金を使って自己肯定感の持ち方を学びます。

つまり、世の中にはびこっている「あなたは大丈夫ですか?」に危機感を覚えて意識する人がいて、それがだんだんと広まっていく。しかも、いつまでもそれを求める人がいる。何かに似ていませんか?そう、ダイエットです。いつの時代もダイエットに対する意識は強く、そしてダイエットを商売とする業界はいつまでもなくならないのです。なぜか?そんな画期的なやり方があればダイエット業界はすでに消えています。高いお金を払って短期間に極端な食事のプログラムを立てて運動すれば必ず痩せます。痩せるのですが、そのような生活がずっと続けられる人は、そもそも太っていないのです。お金を払わなくなれば元の姿に戻ります。
私は10年前にストレスから偏食してしまい、20kg以上一気に太りました。さらに糖尿病を患ってしまいました。そこから少しは落としましたが、それ以上痩せずに10年をぽっちゃりしたまま過ごしました。
ところが、一昨年より自分のマインドを変えて人生を変えることに試みました。それをダイエットにも応用することで、半年で10kg以上を落とし、ボクシングの試合にも出ました。なんと、治すのが極めて難しいとされる糖尿病も克服しました。

話を戻しまして、自己肯定感も同じことです。その言葉を使って商売が成り立っています。そして、なかなかその人たちの言う自己肯定感にたどり着けずに、より自己肯定感をなくすという本末転倒なことまで起こるわけです。
私は、自己肯定感など気にせずに生きていける人が本物の自己肯定感を持つ人なのではないかと思います。
じゃあ、どうすればいいか?ですが、そのような言葉を気にせずに生きられるマインドを先に作りあげていくことです。そうすれば、私のように10年間も痩せなかった体重を落とし、難病まで克服することさえできてしまうのです。

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