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モスチーズバーガー。


自分はファストフードの中でも
一番好きなのがモスバーガーのモスチーズバーガー。

何回食べてても
同じものを注文する。
飽きない。


そもそも、たまにしか食べないから
食べる時にはお久しぶりなんだよね。

そのよくお世話になってる
モスバーガーに息子が買いに行くと言い出して


息子『オニポテ(オニオンリングとポテト)買ってこようか?』


のセリフから始まった出来事。


食べたい。
オニポテも食べたいのだ。

けれど
モスチーズバーガーが食べたい。
と思った。


息子『バーガー系が食べたいの?』


そう、食べたいのよ。
でもお昼ごはんは軽く冷凍食品を食べてしまったしお腹は空いてない。

お腹は空いてないのに
モスチーズバーガーとオニポテを
買うことは、自分にOKが出せず10分くらい
悩んだ。

左手に1000円札をヒラヒラさせながら。


息子にお金を渡して
買ってきてもらうことは簡単だ。
しかし、ここで午前中寝て過ごして午後も
ウダウダ家にいるだけで

モスチーズバーガーを食べることを
許せない。


いっぱち『いや!やっぱやめとく。』


お金がもったいない。
節約する脳が勝った。


息子『わかった。』


モスバーガーに買いに出かけた息子。

その間にふと、ひきこもりの自分の状況を
誰かに相談したくなり保健所に電話してみた。


以前、母から精神疾患を患っていたり
健康に問題がある人は保健師さんに相談できるんだよ、と聞いていたから。


今の住まいで相談するのは初めてだ。



電話するとスムーズに繋いでくれて
地域の担当保健師さんと話ができた。

詳細までは話せなかったけれど
主要な部分だけと、近況を話した。


詳細を知らないから
細かくアドバイスはできないけど

16歳で摂食障害になって45歳の今まで精神疾患を長く患いながらも今、すごく頑張ってるね、と言われた。

子供を育てて大学3年になる息子と、専門学校に進学する娘がいることで

とても子育てもして家事も頑張ってて
十分よくやってる。

いつか時期が来たら働けると思うよ。

とまで言ってもらえたことが
すごく嬉しかった。


今は生活リズムをしっかり保つように
昼間体の無理のない範囲で地活でも自助グループでもいいから体動かして一人で家で悪く考えないように外に出て、夜眠ることを勧められた。

電話が終わると
息子が帰ってきて

息子のお金でいっぱちの分のモスチーズバーガーを買ってきてくれた。


お金を出し渋って
結局諦めたモスチーズバーガー。


息子の気持ちが嬉しくって
胸が張り裂けそうなくらい感動した。
自分にお金が使えないケチさも情けないし
そこで自分の好きなモスチーズバーガーを買ってきてくれるのも驚いた。


いっぱち『なんでモスチーズバーガー食べたかったのわかったの?』

息子『いつも食べてるから』

オニポテ買ってこようか?と言っただけの息子が
結局察してモスチーズバーガーを買ってきてくれた。


でも申し訳なくてお金払うよと、何度も
言ったけど息子はお金を受け取らなくて。


モスチーズバーガーを半分だけごちそうになった。


息子の気持ちも嬉しかったし
保健師さんとの電話で勇気ももらって
そのまま地活に行って来れた。


プログラムの途中から参加して
それぞれ好きな曲を提案して流して皆んなで聴いたり、感想を言い合うというものだった。


行けば行くで話せる人がいて
一人じゃない。


人に会うと力をもらえる。
けれど、エネルギーも使って疲れる。


疲れるけれどエネルギーの交換をして
日々人間は社会活動をするのが
必要なのかな、とか思った1日。

人は一人じゃ生きられない。


地活に行って知り合いに何人か会ってきて
会話してきたけれど


若かった頃のように
言葉がうまく出て来ない。

寡黙になったというか。

自分のことをベラベラ喋らなくなった
というか。


地活の帰りにコンビニに寄って
息子にお礼も兼ねてスイーツを買って
帰ろうと思った。


10分もモスチーズバーガーを買うかどうかケチってやめたくせに、

自分用にセブンイレブンの冷やしみたらし団子をちゃっかり買って、

それとは別にシフォンケーキ、杏仁豆腐、ティラミス、白玉あずきクリームを買うのに何の躊躇いもない自分がちょっと矛盾してるなと思った。。。


ご飯にはお金をかけたくないくせに
スイーツには出費を惜しまない。


お金の使い方がおかしい💦



まぁ、いっか。

食べる元気が出てきただけ
素晴らしいじゃないか。

生きることは食べること。

どんどん食べていこう〜!


そこそこ
コツコツやろう。
そこそこ
できることやろう。

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