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不満がないこと。


今年の誕生日にはおねだりして
夫が『手紙』をくれた。


その『手紙』の中に書かれていた内容の一部に

いっぱちは俺に不満があるみたいだけど、俺はいっぱちに不満は全くないし感謝しかない。

夫からの『手紙』より


夫が自分に対して不満が一つもないという事実に
とても驚いた。


自分は日々、細々と不満に思ったこと


プラごみが燃えるゴミに入っていた時とか

構ってくれなくて寂しい時に
不満をこぼしたり

夫の包丁は切れやすくて怖いから戸棚にすぐ
しまって欲しいとか


些細なことで、頻繁に不満を言っている。



そんな自分がちっさい人間だな、と思った。


確かに夫から不満を言われることは
ほとんどない。


てかないか。


ご飯の味付けが好みじゃない時とか言われるくらいかな。


そこでマックでカフェラテを飲みながら
『まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本』という著者、心屋仁之助の本を読んでみた。


(自分が持ってる本とカバーが違う)

うまく付き合えない


人とうまく付き合えなくて悩み続けて
20年以上、いろんな本を読んできた。


読んで少し改善してきてるところも
確かにあるけど

大きくは変化せず拗らせてる。


その原因について触れている内容の本だ。


過去に読んだ本なのだけど
引っ張り出してきて久しぶりに読んでみたら
印象が違う。


自分が過去に読んだ時よりも変化していて
今の自分に響くものがあった。


問題は周りにあるのではなく、出来事に対する『自分の反応』だということだ。


その『自分の反応』の素になってるのは
過去の経験(トラウマ)からきていて

繰り返し経験を重ねる度に『自分の反応』による
結果によって思い込みを深めているということ。


やっぱり。

とか思い込んでいる出来事に結びつけて
想像していた結果になった、と考えるクセ。

ダメ出し


自分は母親や特に姉からダメ出しをかなりの頻度で受けてきて深いダメージを負っている。

よく考えると
そんなにダメでもなくない?ということも
あることに大人になって気がつくこともあるし

実際ダメなところもあるけど
ダメなところがあってもいいじゃん。

姉は姉で完璧主義でちゃんと頑張っているから
ちゃんとやってない自分を許せなかったのだろう。

因みに姉は今でも一緒に暮らしてる母親に
相変わらずダメ出しを続けている。
少しずつ減ってきてるらしいけど。


人に不満を言うことって
変わってもらいたいという他者を変えようとしているところから始まってるんだな、と改めて気づく。


ぐちぐちと細かいことで不満をこぼす
自分に夫はうんざりしないのだろうか?と疑問を抱いた。

自分は姉にダメ出しばかりされて
散々嫌な思いしたので

それを夫や息子にやっているかと思うと
ゾッとした。

不満を抱くのは相手が自分が我慢して頑張ってやってることをやらないから許せない。

というのを本で見たのも衝撃だった。

嫌いな人


本にこんなことも書かれていた。

苦手な人
嫌いな人
許せない人
というのは、自分の価値観の外にいる人。
つまり、自分の価値観と可能性を広げてくれる人です。

『まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本』著者心屋仁之助さんより引用


なるほど。


嫌いな人を師匠とすればいい。


これは過去、夫がそんな存在だった。

どうにも分かり合えず理解し合えない関係で2回離婚したけれど、2回離婚したことによって、
夫は先生だったな、と気がついたことがあった。


その時のようなことを言っているのだろう。


今の自分にとっては
姉がとても嫌いな人だ。

なので姉を師匠とすることで自分の価値観を広げていけるってことか。


確かに姉は自分とは真逆なことが多い。


でも学ぶところは多い。
ないものを持っている。

嫌い嫌いと思っていたけど

お手本にさせてもらって生きてみようかなと
40過ぎて初めての気付きだ。

本当の自分をさらけ出す

自分では一生懸命隠してるつもりかもしれないけど、バレてる。という話も本に書かれていた。


『実は私は◯◯だと知られたくない』


これを告白すること。
すると心が開いて楽になる。


素のままでカッコ悪く、失敗しながら生きている人の方が魅力的なもの。カッコ悪くても、カッコいい。

これを読んで外に出ると隠したいことが
いっぱいある自分に気づいた。

白状できないこともあるけど。。。。


これが魅力的だっていうのか。


いやいやいや。
言えないこともあるよね。

自分はバカだってことを知られるのが恥ずかしい。

仕事が出来ないこととか。

要領が悪いところとか。

ワガママで自分勝手なところもか。

noteでもバカがバレたらどうしようとか
思ってたけどバレてるんでしょうね(笑)

最後に

途中話がだいぶ逸れたけど

不満を抱きやすい方、人付き合いがうまくいかないと悩んでる方の少しでも参考になれたらと思います。

生きるのが上手になったらいいなと
思って摂食障害を20年以上患って経っている。


やはりトラウマと向き合って
一つ一つの出来事へ『自分の反応』を変えていけたらいいなと思う。

過去から未来に一直線で繋がってる思考は
是非とも手放したい。


過去に◯◯だったから未来も◯◯に違いない。

と考えるクセ。


本を読み返して脳をアップデートしたように
新しい情報をインプットした上で常に新しい自分にアップデートしていきたい。


過去の記憶も思い出す度に記憶が捏造されてくそうだけど、
良い内容に書き換えていきたい。


正しいばかりの自分を手放して
周りに不満ばかりこぼすのではなく
不完全な自分を愛せるよう

ダメな自分も許そう

食べ過ぎちゃう自分もいいじゃないか。
ケチな自分もいいじゃないか。


不満を口にしない夫には頭が上がらないな。
自分とは真逆な夫も相変わらず師匠として、これからは嫌いな姉のことも師匠として心を入れ替えて生きていこうと思う。




そこそこ
コツコツやろう。
そこそこ
できることをやろう。









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