~師走~「時間がない」が口癖になっている私
「ほんまに忙しい人は『忙しい』って言わんもんよな」
この前、会社で同僚たちとそんな話をしていた。
「確かに。忙しいって言わずに調整して、無理な場合は代替案を提案したりスマートやんな~」
なんて、したり顔をしていた私。
…………おいおい、どの口が言うねん。最近の私は「時間ない」が口癖になってしまっている。物理的に時間が足りていないように感じる。
師走。
師走とは。
師走しわす 陰暦12月の異称。このことばのもつ語感が、年の暮れの人事往来の慌ただしさと一致するためか、陽暦12月の異称としても親しまれ、習慣的に用いられている。 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)より
例に漏れず、最近の私は慌ただしい。常に小走りしているイメージ。
仕事は年末年始に向けて、やることを前倒しにやらなくてはいけない。
子どもの発表会や参観が平日に予定されている。それは外せない。習い事を休んだ日の振替を、いつにするか考えなくてはいけないけど、どうしよう。
今年度、娘が通う学童で役員をやっていて(クジで当たってしまった)、それに関してあれやこれやとやることが発生。
今ちょっと人と会っても良いかな?という空気になってるので、久々の友人と会う約束を入れる。
ドラマ(最愛)も見たいし、読みたい本もたまっている。出社が増えて、noteを書く時間も見当たらない。
隙間時間はいずこ?というくらい、小走り移動で師走感全開。「時間ない」と、つい口から出ている毎日。
♪ギリギリ〜崖の上を行くように〜
仕事移動中、カーラジオから流れるB'zさんの『ギリギリチョップ』に、遠い目をしながら自分を重ねる。
…………って、あかんあかん。こんなんじゃあかん。
私はギリギリが嫌いな人間だ。
このままの勢いで年を越すと、そのままの勢いで、来年も年末までいってしまいそう。鬼も笑っていいのか戸惑うレベル。
怒涛のように過ぎる毎日の中で、それをこなすのではなく、未来につながる何かをしたい。
これは、未来の私の力になっているのかな?と考える時間が欲しい。一つでも、些細なことでも良いから、そういうものを日々の中に織り込みたい。
そして、何より。
今を精一杯生きている、我が子。
私はこの、『今』をしっかり目に焼き付けたいのだ。
働いていると、仕事を疎かにしたくはないから、ついついそちらにアクセルを踏んでしまいそうになる。踏むべきタイミングも、もちろんたくさんある。仕事と育児の両立は、ここでの葛藤が定期的にやってくる。
しかし、子どもの『今』は『今』しかないから。
未来を見て、今すべきことを考えることも大切かと思う。
けど、今目の前にいる我が子の話を聞くこと、その成長をしっかり見つめること。私にとっては、これが揺るぎない1番大切にしたいことなのだ。
ギリギリチョップに自分を重ねている場合じゃない。師走を体現したい訳でもない。
深呼吸して。
自分にとって何が大切か。隙間を埋めるように、慌ただしく過ごすのではなく、ぼんやり考える時間が今の私には必要だな、と感じる。
「時間がない」なら、意識的に予定を入れず、「時間をつくる」。最近のオールウェイズ小走りの自分に一回さよならして。このnoteをきっかけに、立ち止まってみようと思う。
年末に向けて、皆さんもお忙しい毎日をお過ごしかと思いますが、くれぐれもご自愛くださいね。2021年も(恐ろしいことに)後少し。