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ADHDとひきこもり

こんにちは。

インフルエンザ発症から2週間近く経ちますが、まだ咳が治りません。鼻水も出ます

整形外科も再診に行ってきました。腰椎(腰の骨)の間が狭くなっているところがあって、神経を圧迫してヘルニアになってる可能性があると言われました。


もう全身ボロボロです。(笑)

痛くて椅子に座ってられないし、しゃべれば咳が出て苦しいです。皆さんも健康にはお気を付けください。


ひきこもりの定義とその数

では今日のお話です。ひきこもりについて。

みなさんは、引きこもりという言葉を知っていますか?

このNHKのニュースによると、日本の引きこもりの数は推計146万人だそうです。


日本の人口は現在約1億2200万人ですから、ざっと計算しても日本人の100人に1人以上が引きこもりということになります。

ひきこもりの定義は、「仕事や学校に行かず、かつ家族以 外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて 自宅にひきこもっている状態」をいいます。

「ひきこもり」対応ガイドライン(最終版)の作成・通知について (mhlw.go.jp)より引用


学生じゃなくて、仕事もバイトも勉強もせずに半年以上家にいたらひきこもり認定されるってことですね。

100人に1人ということは、同級生のうち何人かはひきこもりになっていてもおかしくないわけです。


私の同級生でも、人づてに引きこもりになってしまった人の噂を聞くことがあります。

しかし、ひきこもりは家から出ない&人と会わないので、その人が何をしてるかの情報がほとんど表に出てきません。


例えばひきこもりが子供であった場合、その親は周りの人に「うちの子ひきこもりになっちゃって…」とは言わないでしょう。

大人のひきこもりの場合も同様、家族や本人が周りにひきこもりであることを打ち明ける、とは考えにくいです。


厚労省や子ども家庭庁の調べたひきこもりに関するデータを見ると、15~39歳のひきこもりのうち、45.1%は女性だそうです。

これが40~64歳になるとさらに増え、その割合は52.3%に増加しています。

中高年のひきこもり、半数超が女性 国の調査に「ようやく実態が…」:朝日新聞デジタル (asahi.com)より引用


この調査結果を見ると、ひきこもりは若い世代だと多少男性の方が多いですが、壮年期以上だと男女半々、もしくは若干女性が多いということになります。

ひきこもりは男性ばかりではないということですね。


ひきこもりになる理由

では、ひきこもりになってしまう理由・原因にはどんなものがあるのでしょうか?

ひきこもりのきっかけについてグラフ化しているHPがあったので、引用させていただきます。

https://www.newstart-jimu.com/archives/supportcolumn/hikikomori_genin/より引用

これによると、若い世代のひきこもりの原因は、不登校・職場になじめなかったの2トップであることがわかります。

次に就職活動・人間関係がうまくいかなかった・病気と続きますね。


私も職場がブラックでメンタルぶっ壊れた経験があるので1位が職場関係なのはよくわかります

仕事って、辞めると再就職しづらい&就活がめんどくさいんですよ。しかも収入源も途絶えるし、一気に人生詰みやすくなるんですよね。


特に短期間で辞めると一生職歴に残るし、そのことが原因で書類選考・面接に通る確率がガクっと減ります。

学校の場合、転校・保健室登校・特別対応や周りの力を借りる事で乗り切れる・逆転する方法がいくつかあります。


小・中・高校に関しては出席さえしていれば大体なんとかなります。逆に出席が足りないとどんなに成績が良くても卒業することができません

大学は単位を取らないと卒業できませんが、いきなり退学しなくても休学、留年しつつ卒業単位を集めることが出来るので、猶予があります。


私も学生のひきこもり相手なら色々アドバイスできます。仮に学校を辞めたとしても、若いので彼らにはいくらでも仕事はありますし、人生の選択肢があります

問題は社会人を辞めてひきこもりになってしまうパターンです。


25歳くらいまでなら手に職を付けるために未経験の業界に入り直したり、専門学校に通い直しても就職先はたくさんあります。

ただこれが30・35・40歳になってしまうと途端に人生エクストラハードモードになります。


私も30歳の年に転職してわかったんですが、この歳になると、学歴とか資格ってほとんど関係ないんですよ。

聞かれるのはもっぱら、「何ができるか?」です。スキルってやつですね。


例えば、有名な大学を出ていてもその職場で必要とされるスキルがないと、採用してもらえません

中卒・高卒でもずっと働いてきてMOSや事務処理が完璧な人がいたら、そっちが採用されます。


歳を取ってから転職する時のハードルが高いのはこれのせいです。特に異業種はほとんど無理といっていいほど厳しいです。

30~40歳の未経験の人に最初から仕事教える方も大変ですからね。


普通に働いてきた人でも転職は大変なのに、これがひきこもりの再就職となるとより厳しい目で見られます。

結果どこも雇ってもらえず、自信を失くして長期引きこもりに陥ってしまう負のループに入ってしまいます


15~39歳のひきこもりのきっかけの2位・3位、40~64歳のひきこもりの1位が仕事関係なのは、このあたりに理由があるのではないかと私は考えてます。


発達障害とひきこもり


さて、発達障害とひきこもりの数は関係があるのか?という話です。

ネットで探してみたんですが、具体的な統計データで発達障害とひきこもりの関係を示すものは見つけられませんでした。


唯一高知県庁が発表している「ひきこもり支援台帳の分析結果について」というPDFを発見しましたので、載せておきます。

file_20191115212019_1.pdf (kochi.lg.jp)


ざっくり説明すると、高知県内のある自治体のひきこもり80人のデータを分析したところ、こんなことがわかりましたというものです。

  • ひきこもりの原因が不登校だった人の発達障害の割合は28%、精神疾患の割合は48%

  • ひきこもりの原因が職場関係だった人の発達障害の割合は9.8%、精神疾患の割合は52.9%

  • ひきこもりの期間が長いほど、精神疾患のある人が多くなる傾向がある

  • ひきこもりの人の発見の経路は家族以外が68.0%を占めるが、その内訳で発見に至る有力な経路はない。

  • 昼夜逆転、ネット・ゲーム等の生活状況が気になるケースが多い。


学生・社会人ともに精神疾患の割合は約1/2を占めてますね。学生の場合は発達障害が1/4ですが、社会人だと1/10と少ないのは意外でした。

ひきこもりを発見する経路は家族以外が約7割。発見に至る有力な経路はない、というのはつまり、ひきこもりを探し出すいい方法はないってことです。


昼夜逆転、ネット、ゲーム依存は多そうですよね。私も廃人ゲーマーだったのでよくわかります。昼夜逆転はよくない。ゲーム廃人ダメ、ゼッタイ。

発達障害は早めに気づくことができれば適切な支援に繋げられますし、精神疾患は治療ができるので精神科に通院すればよくなる可能性があります。


あとは生活習慣をきちんとして、ひきこもりをなるべく短期間で脱出することが社会復帰へのカギになりそうです。

長期ひきこもりから週5日、1日8時間働くまで立て直すのってめちゃくちゃ大変ですから。


まとめ

さて、急にふと思いついてひきこもりについて書いてみました。

私もかつてひきこもりみたいな時期がありました。何で抜け出せたかというと、欲しいものができたんですね。


ゲームだったかパソコンだったか、忘れたけど欲しいものがあったのでいきなりフルタイムで働き始め、あっという間にニートを脱出しました。

しかも、たまたま職場の人たちがとても友好的だったのですぐ仲良くなり、友達もできてお金も手に入って最高!となったわけです。


あそこでブラック職場に当たってたら、長期ひきこもりになってたかもしれません。人生何があるか分かりません。

一度どこか早い段階で足を踏み出せると上手くいくことって多いんですが、それが中々できないから困るんですよね。


私からひきこもり脱出のアドバイスをするとしたら、

  • ネットゲームだけはやらない(やってたなら、無理やりでも止める)

  • とりあえず何でもいいから働いてみる。嫌なら辞めてもいい

  • 昼夜逆転を治す

  • 発達障害や精神疾患かも?って思ったら病院へ行く


ですかね。ネットゲームはマジで人生をぶっ壊すのでやめましょう。働くのはバイトでも何でもいいです。好きなことか、できそうなことをやればよし

病院はもっと早めに行っとけばよかったなーと思うので書いておきました。


昼夜逆転は若かったのでできましたが、年取ると自然とできなくなりますね。

もしひきこもりの当事者の方、親御さんなどがこの記事を見て下さっていたら、参考にしてみてください。それでは。


ここまで読んで下さりありがとうございました。
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