【小説の書き方】『○○が言う』ばかりになってしまうあなたへ
小説を書いていたら、どうしても逃れられない問題がある(私だけかもしれないが)。
会話文の前後の地の文、
「○○が言う」ばかりになってしまう問題。
こんな感じで、同じ表現の繰り返しだと、どうしても単調になってしまい、読んでいてもリズムが出てこないし、スラスラ読めない。
結末の前に飽きてしまう。
書き手としては、せっかく読もうと思ってくれた読者の途中離脱ほど悲しいことはない。
私が好きな作家で、東野圭吾さんがいる。
東野圭吾さんの小説は、スラスラ読みやすい。
なぜか。
文章がわかりやすく、書き方も単調じゃなく、
リズムがあるからだと思う。
そこで、最近読んだ東野圭吾さんの小説
『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社)で、文末をみてみた。
す、すごい……。
これで全部じゃない。
これは冒頭の『1』だけ。
ページにして、たった15ページほど。
それだけで、こんなに多様な表現があるとは。
ほとんど被りはなかったのだ。
こうやって、好きな小説の文末を少し書き出してみるだけで、かなり参考になる。
スラスラ読める文章を書く第一歩に、
皆さんもぜひやってみて!
(感想)いつか私も、こんなスラスラ読みやすい小説を書けたらなあ……。
「最後まで読んでいただきありがとうございます」
と、たいらは言った。
《了》
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