いきなり!ステーキが大苦戦中との報道!
いきなりステーキが業績が大幅に悪化しているという報道がありました。
私は基本、肉好きなので月1~2回のペースでいきなりステーキを利用しています。今回は、いきなりファンとしての業績悪化原因と対応策を考えてみました。
立ち食いでサクッとリーゾナブルにステーキが食べれるのがウリだった
いきなりステーキがオープンした時、かなり衝撃でした!
立ち食いでステーキって!斬新と思い、東京への出張の際にわざわざ銀座のお店に食べに行った記憶があります。開店は11時でしたが、5分くらいまえにお店にたどり着きましたが、既に行列が・・・
当時はそれなりに話題になり、いつ行っても行列ができている印象でした。
それ以来、東京出張の際は、ほぼ毎回利用するようになりました。
肉マイルも溜めないといけないので・・・
いつの間にかイスが常設!座って食べるスタイルに
で、一時、足が遠のいていたのですが、大阪でもいきなりステーキのお店が増え始めてきました。で、実際に大阪にできたお店に行ってみると異変が・・・
そうなんです。なんとイスが常設されていて、座って食べるスタイルに変更になっていた!!
確かに食べる側からすると、立って食べるよりも楽ですが、お店側からすると明らかに客席の回転が悪くなります。いきなりステーキの強みは、立ち食いで客席回転を高めるからこそ、比較的リーゾナブル価格でステーキが提供できたわけです。
それが席を増やして回転率を下げたら・・・・、お客さんの満足度は上がるかもしれませんが、お店の売上は確実に下がっていきます。
メニューが増えたステーキ屋のハズが・・・・
徐々に体感的に売上が厳しくなっていたんでしょうね。ある時から、ステーキ以外のメニューが増えはじめました。
オイスター?おそらくテスト販売だとは思いますが、いきなり振り切っていますよね。いきなりオイスターってw
さらにグループ別業態のペッパーランチの商品まで導入。
そして、ついにカレーまで入ってきた。
なかなか美味しそうですが、メニューを広げてしまうと、当然オペレーションが複雑になるので、従業員の負担は一気に高くなります。それに、提供時間も今まで以上にかかるようになる。
立ち席止めて、イスの設置で回転が悪くなっている中、メニュー拡充でさらに回転悪化!当然、待ち時間も長くなるのでお客さんの満足度は最終的に低下してしまいます。
売上を回復させようと考える施策がことごとく裏目にでている感じです。
一旦、立ち止まって原点回帰が一番の近道では?
いきなりステーキが今やるべきことは、当初のコンセプトに立ち戻ってもともとの姿に戻すところからスタートした方がいいのでは?
まず、郊外のロードサイド店やフードコート店はステーキを中心とした別業態に転換してしまう。
そして、当初の繁華街、ビジネス街の外れの店舗は、立ち席に戻し、メニューもステーキオンリーに戻す。そこに戻すだけで、1店舗当たりの業績は確実に回復すると思うんですけどね。
いきなりステーキファンとしては、是非ともこの苦境を乗り切って欲しいと思います。もうすぐプラチナだし・・・
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現場を熟知しWeb集客に明るいハイブリッドコンサル 大手外食チェーンでの約20年間の業務経験からの知見を基に、飲食店などの有店舗向けのコンサルティングサービス提供。併せてネットやSNSを活用したマーケティング手法をミックスした形での店舗経営&運営の課題解決のサポートを実施