見出し画像

鈍感のススメ

自分が、繊細か?繊細じゃないか?

先日、奥さんとこんな話になりました。

私は、自身を繊細な方だと思い込んでいたのですが……

「布団に入ると毎日、のび太なみに寝つきのいいあなたが、繊細なわけがない!ない、ない」

と、繊細の「せ」の字すら踏ませないわよ!という勢いで、言われたもので…少し考えました……

たしかに…その通り…

仕事で、どんな嫌なことがあった日も、横になると30秒ぐらいで寝てしまう私が、繊細なわけがない。

ない、ないねぇ。と妙に納得してしまいした。

若い頃は、人から言われた事をいつまでも引きずったり…愛想笑いをしたり…他人の評価を気にしたり、今よりずいぶん敏感でした。

しかし、年齢を重ね、家庭や仕事など決断する機会が増えると共に、細かいことは気にしない感受性を鈍らせることの必要性を感じました。

加えて、自分の気持ちに自然体でいることが心地いいという本能的な欲求により、価値観を変遷させてきたのだと思います。

(いい方、いい方ににまとめようとしている)

ということで今日は、今の時代に必要な「鈍感になってみる」ことについての考察です。

敏感⇔鈍感

「敏感」という言葉は、プラスイメージですが、「鈍感」はどちらかというとマイナスイメージ

「あなた鈍感ね!」と言われて嬉しい人は、いないはず。

しかし、多面的に考えると、どちらも良し悪しがあるのではないでしょうか。

🤗 敏感
気が利く、空気を読める ⇔ 気にし過ぎる、立ち直りに時間がかかる

😶 鈍感
気にしない、立ち直りが早い ⇔ 気が利かない、空気が読めない

敏感であることは、繊細で気付きがある分、悩みを抱えてしまうこともあります。

敏感がいいか?鈍感がいいか?はその時の状況によって捉え方が変わってくるものです。

どちらにも偏りがなく、2つの感性を自分自身で、コントロールができるようになると、悩みや不安とも上手く付き合っていけるのではないかと思います。

鈍感でいいもの

産業の75%は第3次産業、多くの方が、いわゆるお客さまにサービスを提供する仕事についています。

時には、愛想笑いも必要であったり、他人の言葉や態度に対していつも敏感であることが求められ非常に気を遣うものです(当たり前ですが)

熊谷市の素晴らしい消費啓蒙ポスター。ここまで突き抜けると愛想がなくても、笑顔が生まれる

情報についても、自分に直接、関係のない不愉快なニュースやSNSでの攻撃など…過敏に反応していると、たちまち気持ちが暗くなってしまいます。

興味のないものに対しては、無理に共感せず、時に静観したり、自分以外の物に対する感性を意図的に少し鈍くするくらい、バチは当たりません。

感度のレベルは、人それぞれですが、自分の中で感性を鈍くしていいものを決めていくことが、自然体へと自分を導くポイントではないでしょうか。

共感も選択する

人間誰しも「共感力」を持っています。

自分に関係のない事でも、悪事を働いている人を見ると腹が立ったりと、他人にも共感する能力を持っています。

しかし、あらゆる状況で、共感力を働かせすぎるとストレスになってしまいます。

敏感に反応すべきか?鈍感でもいいか?共感も選択することで、無用なストレスと距離を保つことができます。

私の場合、鈍感モードへ切り替えをする時は、人のうわさ・陰口や憶測の話です。

その場にいない人の話や真偽がわからない話に一つ一つ敏感に反応していたら、キリがありません。

極端な例ですが、このように共感できない対象を把握しておくことも、より深い共感力を身につけるために必要なことだと感じています。

楽観的思考

自分でいくら気をつけていても、仕事で失敗して注意されたり、他人から何か言われて、落ち込んでしまうこともあると思います。

これについては、悪いことは聞かないようにしよう。というより「なんとかなるさ。」という楽観的思考が大切です。

何の本か忘れてしまったのですが、面白いと思った考え方があります。

落ち込んだことがあったら、自分が3日後、1か月後、1年後をどうなっているか想像すればいい。

さて、今よりひどい状況になっているだろうか?

というものでした。未来をイメージするだけで、人間、足が少しでも前に向くのだから不思議ですね。

ここでも多面的に物事を考えることが出来るといいですね。

「いつかこの意味が、理解できるようになるのではないか。」

「あのように言うのも、きっとあの人の役割なんだろうな。」

ポジティブな開き直りで、さらに前向きになれるのではないでしょうか。

まとめ

📚 敏感⇔鈍感をコントロールする

📚 感性を鈍くしていいものを決める

📚 楽観的に多面的に考える

ここぞ!という時に敏感に繊細に対応できるように、感受性をサボらせておくことも時には必要。
細かいことは気にしない。

ただ「繊細さ?ない。ない、ない」と奥さんに言われないぐらいのデリケートさは、年齢を重ねても失いたくないものですね。

奥さんには敏感に接することを忘れないようにしよう。

検索していたら、とても素敵なのび太に出会ったので、ぜひ紹介したい。これ枕元に置いていたらよく眠れそうだ。(ねれるけど)

いいなと思ったら応援しよう!

infocus
最後までお読みいただきありがとうございました。 いただいたサポートは他のクリエイターさんのサポートと奥さん子どもにあずきバーを買ってあげたいです。

この記事が参加している募集