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創作論まとめ

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2021年5月の記事一覧

2ヶ月間noteを更新してみてわかったこと

皆さんごきげんよう。エロゲーマーこと妹尾まいです。 裏でちょこちょこスクリプトをしてて、立ち絵の修正だったり、この立ち絵もいるわ! みたいに追加で絵を描かなくてはいけなくなってて、それがようやくいち段落したところです。 今週から本格的にスクリプト集中期間。 今日は箸休め的な感じで 投稿した時の反応だったりも拾って記事の振り返りでもと思います。 ちなみに創作論に関しては24記事。結構書きました。 伸びた記事5選 3月から5月まで、ゲーム制作の進捗が載せられないので自

長編シナリオを書く上で重要なこと

会話が下手な人に長編シナリオを書くのは難しいと思う。 理由は単純で、長編ともなるとキャラクターの掛け合いがモチベーションに繋がってくるからだ。 順を追って説明しよう。 常に相手の顔色を伺うのが会話 「〇〇ってどういう作品?」に対して 凄まじい勢いと文量でまくしたてて説明する人がたまにいる。 相手が何に対して興味があるかわからないので、 とりあえず全部喋っちゃおうという性格の人。 あるいは興味があると信じて疑わないので「ずっと俺のターン」でしゃべり続けるナルシストの

意味のないバッドエンド

前回嘘が下手な人に物語は書けないにて、 リアリストに面白い物語は書けないということを述べた。 別にバッドエンドを否定するような記事ではない。分岐ありのエロゲにはバッドエンドがあって良いし、それが醍醐味の作品だってある。 実際バッドエンドの方が印象に残りやすいというのはあり、 脚本的にもこう言われている。 意味のないバッドエンド ←最低 意味のないハッピーエンド 意味のあるハッピーエンド 意味のあるバッドエンド ←最高 という風に、意味のあるバッドエンドが書ければそれ以

嘘が下手な人に物語は書けない

物語を書く時の原則として大きな嘘は1つだけという掟がある。 例えばワンピースのルフィの手が伸びるというのは嘘ではない。 設定に悪魔の実があるからだ。 ヒロインが難病を患っている これはヒロイン一人だけに課された偶然なので大きな嘘になる。 嘘をつけばつくほどシナリオは破綻する。 エロゲでは有名な「だーまえ」こと麻枝准。 この人が手掛けた「神様になった日」というアニメはご存じだろうか。 このアニメが盛大に失敗した理由の一つとして、賢い人がこんなレスを残していた。 「

たまにシリアス書くのがめちゃくちゃ下手な人がいる

ごきげんよう。 今回は物語の「シリアス展開」について。 ある意味で誰でも王道を書けるようになる方法を書いてみた。 言わば、シリアス展開は王道展開の前振りでなくてはいけないということ。 そしてもっともダメなシリアス展開とは、 それを体験するキャラクターになんら変化がなく終わることだ。 得るものがない作品 主人公が関わる登場人物とは、主人公が体験する「価値観」そのものだ。 色んな価値観の人間に出会うことによって、登場人物は「気づき」を得て成長するし何よりも世界観が広

世界観の整合性で作品をリアリティに

そこはかとなくごきげんよう。 ストーリー、キャラクターと来て、そういえば世界観についてまったく触れてすらこなかったと思い立った。 (サムネイルの誤字についてはご了承ください) 改めて考えてみると世界観なんて曖昧な言葉で、なんだそりゃと思った。 世界観が良いって、なんなんだろう? 一言に「自分たちが済んでいる世界とは別の価値観を持った世界」と言える。 では「未来から来たロボットがいて色んな道具が使える」は世界観と言えるだろうか?  それは世界観ではなく作品コンセプト

主人公、イケメン設定にすることの弊害~1ヶ月更新~

紳士淑女の皆さんごきげんよう。 そして(一ヶ月更新)お久しぶりでございます。 エロゲーマーこと、わたくし妹尾まいは、最近とてつもなくゲーム制作をさぼっていました。 そんなだらしない人間を奮起させた「目を惹くアニメ」があったんですが、その話は最後にするとして、ようやくそれによってモチベーションが戻ってきたわけです。 やる気ない時は色んなものインプットする期間とはよく言ったもので創作のやる気は「面白いモノ」に触れた時にこそ出る。 というわけで休んでいた1ヶ月更新、もとい