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#03「PMDDの疑いで病院に行く」

PMDDPremenstrual Dysphoric Disorder)は、月経前不快気分障害という。
この活字に出会って、救われた。
「あ、やっぱり異常状態であったんだ。」と客観的に表す言葉が存在していたことに救われた。

月経(生理)が始まる2週間前ごろからホルモンバランスによって、心身が不安定になる状態を「月経前症候群(PMS)」という。その中でも心の不安定さが際立って強く現れる場合は、「月経前不快気分障害(PMDD)」と呼ばれる。
PMDDは抑うつ気分、不安、緊張、情緒不安定、怒り、イライラが中心に起こり、食行動の変化や睡眠障害などの特徴的な症状が月経前に出現することで社会活動や人間関係に支障をきたす。

私の場合、怒りが強くなり、鬱気分、情緒不安定になり、朝と夜は毎日希死念慮が襲ってくる。まるで誰かに脳内を支配されているように、普段ならば考えなかったことを考えていて、その影響で身体も不調になる。

長期間この状態ではなく、調子が良い時もある。だから、やっていることや忙しさのストレスによって、時期的に疲れているのだな、と思っていたが、日記や記録を確認すると、生理と連動していた。

PMDDについて受診を考える時に何科へいくのが良いのかと調べてみると、婦人科、心療内科、精神科の順に受診するのが妥当性が高く、婦人科に行ってみた。


婦人科へ

受付で「生理前の気分の落ち込みがひどく、辛い。」と伝えると、
チェックシートで状況を把握し、問診を通して、「PMDDの傾向がある」と言われる。
やはり。
どこかホッとした。客観的に自分の状態を把握されることに安心感を覚えた。
ホルモンバランスの変化によって、セロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質が変化し、不調になると、メカニズムを教えてもらった。
治療法としては段階が存在し、まずはピルか漢方を試し、場合に応じてSSRI(抗うつ薬)を処方する順序をお勧めするとのこと。全ての治療法の説明を受け、個人的にピルには抵抗があった為、漢方で1ヶ月様子を見ることにする。

PMDDはホルモンバランスと連動しているため、生理3〜4日目には不調から抜け出すことが一般的である。
病院へ行った翌日が生理3日目で、心も身体もだいぶ軽くなり、運動したいと思うほどむしろ調子が良い。本当に3日目くらいで落ち着くのだ。

そこから2ヶ月は漢方で様子を見た。

しかし、新年度が始まる頃に、調子が悪くなる。
(続く…)

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