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takase
2022年10月19日 22:00
人生はタイミング。僕が描く人生の軌跡とあなたのそれとが交わった瞬間はやや早過ぎたようだ。友人、恋人、先輩後輩、上司部下。人は互いに無数の交点を結びながら生きていく。然るべき瞬間に結ばれた僅かな交点のみが生涯に渡って伸びる線となる。その瞬間はいつか、それは誰にも分からない。互いの理想と現実とを混ぜ合わせた先端が未来において重なっているか否か。残酷だが人生のあらゆる縁は、こ
2022年5月28日 08:35
印象的な文章に出会った。『葵』というのは、主人公『隆治』が過去に受け持っていた患者で、溌剌とした若さとは裏腹に病魔に蝕まれていた。葵の担当医でなくなった後も隆治は彼女のことを献身的に支え続けたが、葵はICUで最期を迎えた。そこからしばらくして、隆治は上記のような心情に至る。✳︎記憶が薄れても、自分の一部として存在し続ける。死別のみならず、様々な"別れ"に同じことが言える。