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#156【雑記】心がつらい時、やってはいけない「マインドフルネス」のお話。

健康志向の高いビジネスパーソンに人気の「マインドフルネス」だが、実は、私の様な「介護ウツ」の人とか、「看取り」が終わって、”お見送り”をされたばかりの方、大切なものを失って心が沈んでいる方などは、この「マインドフルネス」を、やってはいけない。

今日は、そんな話をしてみたい。

◼️「マインドフルネス」って、何?!


「マインドフルネス」とは、超簡単に言えば『瞑想』または『瞑想法』の事。

『瞑想』といえば、ご年配の方は、仏教由来の三千年の歴史を持つ、由緒正しい「瞑想法/座禅」を連想されると思うが、昨今、流行の「マインドフルネス」は、米国現マサチューセッツ医学大学院教授のジョン・カバット・ジン氏が、1979年に心理学の「注意の焦点化理論」と組み合わせ、臨床的な技法として体系化した「瞑想法」のことを示す。

つまり、「マインドフルネス」とは、仏教系「瞑想/瞑想法」ではなく、医療系「瞑想/瞑想法」という感じか。(仏教の瞑想/瞑想法が、参考にされている事は間違いない。)

◼️メンタル不調改善に取入れられている「マインドフルネス」


「マインドフルネス」は、「メンタル不調を整える方法」として注目され、今や会社でのセミナーで導入されたり、ワークショップも大人気。意識高い系の健康雑誌などでも多く紹介されている。

メンタルんでいる人、多いですからねー。
綺麗なフォームで瞑想している人、かっこいい😍ですしねー。(そこっ?!w)

しかし、この「マインドフルネス」、冒頭でもお伝えした様に、「心がつらい人」「生きるのがしんどい」と思う人は、やってはいけないと言われている。

何故か?

◼️「心がつらい人」「心がしんどい人」が「マインドフルネス」をやってはいけない理由。


「マインドフルネス」は、現在起こっている経験に焦点を当てる心理的なプロセスを踏む。(ただ胡座あぐらをかいているだけではないw)

具体的には、以下の要素に意識を集中させる。

①今この瞬間に注意を払う:自分の心や体、その瞬間の経験に意識を向けること
②評価や判断を手放す:目の前で起こっていることを客観的に観察し、あるがままに受け入れること
③自分の心と体の状態に気づく:自分の感情や思考に気づくことが可能であること
④周囲の人の心や環境の状態に気づく:相手をよりよく理解し、相手の立場に立って考えることができること
⑤現実をあるがままに受け入れる:自分と他者、組織、社会とのつながりを大切にし、それを肯定的に受け入れること。

マインドフルネスのやり方とは?/Growbaseより引用

お気づきだろうか?

本当に心がつらい人、そういった渦中にある人には、①~⑤のプロセスは、出来ない。逆に申せば、これができないから、心がしんどいわけですよ。

なのに、「メンタル不調に良さそうだから。」とか「流行っているみたいだから。」とか「心が元気になれるのだったら。」とか「友達に薦められたから・・・。」等々の軽い気持ちで、なまじ、このプロセスを踏めば・・・。

ズドーンっ!!!🔥🔥🔥

自分の中にある「地雷」を踏んで、木っ端みじんになる。

それこそ、自爆。

前向きに輝ける「マインドフル✨」になんかにはならない。むしろ、思いっきり、後ろ向きに「マインドフル💀」になるだろう。

それでも、果敢に『瞑想』に取り組める人は、元々、しっかりした「自浄作用能力」を持っている人。「自分で自分を救える強さのある人」だと思われる。(自覚あるなし関係なく。)

もしくは、「自分で自分を試したい人向け」。

でも、心がつらく弱っている時には、自分で自分の事を試しちゃダメよw

◼️「マインドフルネス」に適さない人。


希死念慮きしねんりょ(生きたくないと考えたり、死ぬことを想像したりすること)がある人。

自傷行為、重篤なうつ状態、幻覚・妄想、依存症(離脱症状を伴う場合)などの精神疾患を抱える人。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)や過去のトラウマを抱える人。

躁うつ病の人、認知症の方など、自分の感覚に注意を払うことが難しい人。

マインドフルネスのやり方とは?/Growbaseより引用

これらの状況でマインドフルネスを行う場合は、専門家に相談の上、適切なガイダンスのもとで練習を始めることが求められます。
マインドフルネスがふさわしくないと感じた場合や、効果を感じなかった場合は、自然療法やフォーカシング(自分の内面的体験に注意を向け、それに対する理解を深める手法)、認知行動療法(思考と行動のパターンを変えることで、ストレスや不安を軽減することを目的とした心理療法)など、他の手法を試してみることも重要です。

マインドフルネスのやり方とは?/Growbaseより引用

私は、認知症の母の介護中の出来事が、酷いトラウマになっていること、その母の逝去から1年もしないうちに、50代に入ったばかりの長弟を「致死性不整脈」という心臓発作で突然失った事を、まだ受入れられていない。

だから「マインドフルネス」はしない。(出来ない。)

心がつらくて、しんどい時は、外的方法で無理に回復させようとしなくても良いと、私は考えている。

人にはそれぞれ、自分に合った心の回復の方法(自浄能力/自己治癒力)を持っていて、「心がつらい時」というのは、無意識下で、その方法を探している時なのだと思う。

私は、そこで、「note」を見つけた。

私は、noteを書く時、無意識下で、「マインドフルネス」を実践しているのかも知れない・・・。

あ、違うかw
こういうのは「ジャーナリング書く瞑想法」って言うのかw

ま、面白ければ、なんでもいいw

縁あって、この記事を読んで頂いているあなたの、そのつらい心の痛みが、あなたなりの方法で、やがて癒えていく事を、心から願っている。



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