【実践レポ】メスティン蒸し料理レシピ3品。 クッカーとは違うのだよ、クッカーとは。
今回、メスティンの底力を格段に増強する秘密兵器を1つ持ってキャンプに行った。
それが、これ。
そう、網である。
たかだか300円の網が広げる可能性はハンパない。
そしてシンデレラフィットもたまらない。
実際にキャンプで網を使って蒸しざんまいをしてきたので、レシピ&食レポと調理のコツをまとめておく。
■ ふっかふかの肉まん
■材料
・肉まん(好きなだけ)
・水少々(蒸す用)
・お好みで醤油
今回食べたのはこちらの紀文の肉まん。中身の餡がすごいジューシーで美味しかった。
■作り方
STEP1 メスティンに網をしき、肉まんを網の上にのせる
STEP2 肉まんが水にひたらないよう、網の足半分くらいまで少量の水を入れる。
STEP3 フタをして火を付ける。湯気が上がってから10分くらい待ったら出来上がり
★ 調理のコツ&Tips ★
・大きすぎる肉まんは入らないので注意。
ノーマルメスティンは幅が9.5cm、紀文の肉まんは直径が10cmちょいで、ギリギリ入らず肉まんの端を少し潰して詰めてぎゅうぎゅうになった。
たぶんラージメスティンならそのまま2個並べられるはず。
・固形燃料でやる場合は、1回につき25グラムの固形燃料1個使い切るくらいが丁度いい。100均で5個入りで売ってるタイプでOK。
■ 肉汁ほどばしるシュウマイ
■材料
・シュウマイ
・水少々(蒸す用)
・お好みで醤油とカラシ
今回食べたのはセブンプレミアムの焼売。肉汁すごかった。うまし。
■作り方
STEP1 メスティンに網、その上にクッキングシートをしき、焼売を並べる
STEP2 焼売が水にひたらないよう、網の足半分くらいまで少量の水を入れる。
STEP3 フタをして火を付ける。湯気が上がってから10分くらい待ったら出来上がり
★ 調理のコツ&Tips ★
・クッキングシート使うと、焼売が網やメスティンの側面につかず、シュウマイの皮はがれないですむ。
・カラシは、納豆パックに付いてるカラシでOK。荷物にならず便利。
冷蔵庫の中で眠っているカラシがいたら消費してあげよう。
■ とろけるカマンベールチーズフォンデュ
※写真撮り忘れたのでイメージ図
■材料
・カマンベールチーズ(ホール)1個
・水少々(蒸す用)
・お好きな蒸したい食材
(ウィンナー、じゃがいも、にんじん、ブロッコリーなど)
今回使ったのは、Arla カマンベールチーズ。
デンマーク産の自然素材100%。カマンベール独特のクセがなく、ちょっと塩気があるのでチーズフォンデュにはピッタリ。
■ 作り方
STEP1 カマンベールチーズに十字に切れ目を入れて、アルミホイルでつつむ
STEP2 チーズと蒸したい具材、少量の水をメスティンの中に入れてフタをする。
STEP3 メスティンを火にかけて、湯気がしっかり上がるまで待つ(25分以上)
※写真撮り忘れたから描きました。
★ 調理のコツ&Tips ★
・じゃがいも、アスパラなどの硬い野菜や根菜類は蒸し上がるのに非常に時間がかかる。固形燃料1個だと足りない可能性大。下茹でして持ってくる方がいいかもしれない。
【余談】チーズフォンデュ酷評のワケ
味は美味しいのだが、やってみてわかった難点が2つ。
(1)チーズがとろけるまでものすごく時間がかかって大変
固形燃料では太刀打ちできず、チーズに白ワインをかけて適宜混ぜて、さらに友人の焚き火の網の上(熾き火)にのせて1時間位かかってやっと、とろとろのフォンデュができるようになった。それまで間の空腹に耐えられなかった。
(2)1人でカマンベールホール1個食べるのはキツイ
今回はグループキャンプなので周囲にチーズを振る舞えたから良かったが、ソロで行ってこれをやったらホールを食べきらないといけない。これは結構ヘビー。
蒸し料理の唯一の欠点。でも克服は可能。
これは今回グループソロキャンで蒸しざんまいを体験してみてわかった蒸し料理の唯一の欠点。
それは…
周囲は焚き火や鉄板で焼き肉。
ジュウジュウと肉の焼ける音と焚き火の豪快さを楽しみながら、肉をほおばる。
その一方で、ひたすら何の変化も起きないメスティンを眺めて待つのはキツかった。
ぶっちゃけ夜、暗くなると湯気なんて見えない。しかも蒸し時間は結構長い。
調理器具がメスティン1個のみだったので、蒸し時間を待つ間、食べるものがなくかなりハングリー状態だった。
実践のヒント1:メスティン用の網サイズについて
トランギア純正の網もいいけど、長バットアミの方が網目が細いのでソーセージとか細い食べ物が網の下に落ちにくいし安い。300円弱でシンデレラフィットクオリティなので、100均の固いステンレス網を必死に加工するより絶対コスパがよい。
網のサイズは、トランギア以外の山善とかMilicampのメスティンでも同じサイズ。DAISOメスティンはサイズが一回り小さいため18型が使えないので注意。
ちなみに、我がメスティンは山善製の通称ニトリメスティン。
通常サイズなので18型でぴったりシンデレラフィット。
▼通常サイズのメスティン用「長バットアミ18型」
▼ラージサイズメスティン用「長バットアミ22型」
お手持ちのメスティンサイズにあわせて18型か22型かご確認を。お間違いなく。
実践のヒント2:参考にしたメスティンレシピ本
▼メスティンレシピ
元祖メスティンレシピの本。こんなのキャンプで作られたら「ほれてまうやろー!」と叫びたくなるオシャレ料理レシピがたくさん。
▼ メスティン自動レシピ
固形燃料に火をつけてほったらかしにできるレシピ集。カマンベールチーズフォンデュだけでなく、メスティンサイズの巨大なジャンボシュウマイのレシピも掲載。
一度に10冊までスマホに入れておけるので、キャンプで読みたい本も合わせて10冊持っていったけど全く荷物にならずにすんだ。すばらしい。
まとめ
メスティンの蒸し料理、そしてメスティン網の偉大さを存分に身をもっておいしく体験できた。特にシュウマイはオールシーズン売っているので、やるべき一品だと全力でおすすめできる。(※肉まんは秋冬しか売っていない)
さらに、このメスティン網があれば燻製料理にもチャレンジできる。
まだ見ぬ可能性にときめきは止まらない。
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