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ドリップしない外道なドリップコーヒーを淹れてみた。結論、濃く香り高くマジ旨い
noteのおすすめでピックアップされていて、読んだ瞬間これは一度やってみたいと実験ゴコロをくすぐられて以来、ずっと気になっていた記事がある。
タイトルからして惹かれるし、記事自体も読みやすく素晴らしい。
ドリップしない外道なドリップコーヒー(以下、ド外道コーヒー)、どんな味か気になる。
というわけで、実験してみた。
実際にやってみた
作り方の詳細はCoffee ELM Sapporoの熊谷さんの記事をぜひ読んでいただきたいのでここでは割愛。とても簡単である。
そして今回使ったコーヒー豆は、いつもお世話になっているマイルドカルディのドリップコーヒー。豆の量も丁度10g。
いつも飲み慣れた味がどんな感じに変わるのか興味津々。
■気になるお味は??
早速、ド外道コーヒーを淹れてみて、一口飲んで驚く。
『めちゃ濃くて、香りがあって、うまい! 』
もう全然違う。
自分はコーヒーに詳しいとか、味に厳しいとか、そういうタイプではないのだが、それでもしっかりわかるレベルに味も香りも違う。
ド外道最高。
軽量カップに多少残ってしまうコーヒーの粉の処理はちょっと手間だけど、でもその手間があっても飲みたいレベルだ。
たぶん淹れ方や粉の処理方法は、フレンチプレスに近いのだろうか。
使ったことないけど。
そして今まで飲んでいたドリップコーヒーは何だったのだろうと激しく衝撃を受ける。むしろ、今までの淹れ方だと、なぜ味がイマイチだったのか気になり始めた。
今までのやり方のドリップコーヒーがイマイチだった理由
ド外道コーヒーと今までのドリップコーヒーの淹れ方の違いは基本的には2つ。
1:お湯の量
2:抽出時間
今までずっとお湯の量はマグカップの丁度いいくらいのところまできたらOKみたいなやり方をしていた。同じ感じのやり方の人は案外多いと思う。
つまり、お湯多すぎ問題。
実は、ド外道コーヒーを淹れて、最初に抱いた感想は「量、少なっ!」である。
淹れてみたら、いつものマグカップの半分くらいまでしかコーヒーが入ってない状況だった。はじめてエスプレッソをオーダーして出てきた時に似た驚きと衝撃を覚える。
あとは「抽出時間が短い 」こと。
ダーッと適当にお湯を注いでたときは、サーッとフィルターを通って終わりなので、2分30秒もコーヒーの粉がお湯に浸かっていることはなかったと思う。
以上から、いつものドリップコーヒーをもう少しレベルアップできないか?と考えたとき、2つの仮説が導き出される。
仮説1:お湯の量が適量ならいいんじゃないか?説
仮説2:抽出時間を長くしたらいいんじゃないか?説
仮説は検証するためにある。さあ追加実験だ。
実験1: お湯の量が適量ならいいんじゃないか?説 の検証
ドリップコーヒーの作り方として書いてあるのは、実はこのやり方。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34036982/picture_pc_c7fafaba46ae9810c077331710316eda.jpg?width=1200)
ちゃんと出来上がりの目安の量が書いてある。
全く読んでいなかった。ごめんねカルディ。
コーヒーに染み込む分を考慮すると、やはりコーヒーの粉の15倍のお湯の量が適切のようだ。
普通に書いてある手順通りにドリップコーヒーを淹れる。
今回はお湯を150mlはかっているのが今までとの唯一の違い。
これで味の違いは出るのか気になるところ。
■気になるお味は?
やはりいつもの味とは違う。
いつもよりはコーヒーの味は濃いけれど、ド外道コーヒーよりは薄い。
でもド外道コーヒーのようなふわっと香るものがない。 なぜだろう。
味のレベルは
ド外道コーヒー > 湯量計測したドリップコーヒー
といったところ。
■検証結果
やはり、今までのドリップコーヒーがいまいちだった原因の一つは湯量だ。
お湯が多すぎて味が薄くなっていたのだ。
ただド外道コーヒーのほうが濃く、香り高いのは抽出環境による差だろう。
ひとまずお湯の量を適量にするだけで、コーヒーレベルはグッとあがると言える。
実験2:抽出時間を長くしたらいいんじゃないか?説の検証
ド外道コーヒーのように、コーヒーの粉がしっかりと2分30秒、お湯に浸かっていれば美味しさや香りが抽出できるのではないか?と考えた。
そこで、小さめのマグに150mlのお湯を入れて、ドリップコーヒーの封を切らずにそのままポンと入れてみた。
要するに、紅茶のティーバッグと同じやり方で抽出してみた。
ティーバッグを揺らすように、ドリップバッグをタプタプして待つこと2分30秒。
ドリップバッグを取り出して、あせる。
嘘だろ。
コーヒーじゃない色をしている。
まさかの薄い麦茶色。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34040811/picture_pc_3e1288db7be59f37c717e9a02eaa1df7.jpg?width=1200)
■気になるお味は?
恐る恐る飲んでみると、味は予想通り、薄くて非常にマズイ。
なんだろう。通常ドリップを2回し終えたくらいの出がらしにお湯を入れて出てきた茶色いお湯みたいな味がする。これを飲みきるのはしんどかった。
■検証結果
単純にコーヒーの粉がお湯に浸かっている時間が適度な長さであれば良いという問題ではないと身を持って理解。
コーヒーの味?香り?というかフレーバー的なものが「抽出されやすい環境」で「適度な抽出時間の2分30秒」というあわせ技が重要のようだ。
「抽出されやすい環境」というのは、紅茶のテトラパックのように茶葉が踊るみたいな状況、ド外道コーヒーなら計量カップの中でしっかりコーヒーを混ぜるといったことが該当すると考える。
たぶんこれが味も香りも引き立たせてくれる重要ポイントなのかもしれない。が、ちょっとこれをうまく検証する方法と器具がないので今回の検証ははここまで。
結論
普段ドリップコーヒーや普通のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーを飲んでいる人は、ぜひ一度、ド外道コーヒーを試してほしい。濃く深い味わいにしびれるはずだ。
■今回わかったこと
(1)お湯の量がめちゃくちゃ重要。
普段からコーヒーを淹れるときは「お湯の量を豆の15倍」にするだけで、コーヒーレベルが1段上がる。
(2)ドリップコーヒーはディップしてはいけない。
ドリップバッグはdrip(ポタポタ抽出)するためのものなので、決してティーパックのようにdip(浸して抽出)してはいけない。抽出されるのは茶色い絶望だ。
おまけ:コーヒーのおともにしたいマンガ
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きっと小粋にポップな気持ちになれるので、ぜひ3巻のラストまでド外道コーヒーを片手に一気読みしてほしい。
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