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ずっとやりたかったことをやりなさい
この本をはじめて手にとったのは2011年秋。
もう9年以上も前のことだ。
もう本は手垢で汚れ、だいぶボロボロになっている。
毎年本の断捨離をしても、この本は手放さずにいた。
はじめはその内容に疑義としていた。
だが繰り返し読み、ワークをやり続けた。
すると本の内容や書いてある言葉に何度もハッとさせられたり、深い気付きを得て涙したこともあり、気がつけばすでに9年もこの本のワークを続けている。
noteでもこの本のファンというか、この本で取り上げられているワークのひとつであるモーニングページを好んで継続している人は多い。自分もその一人だ。
モーニングページとは、
心のおもむくまま、飾らぬ言葉で毎朝手書きで3ページ書くこと。
ただひたすら手を動かし、心に浮かんだことをすべて書き出すだけ。
自分の場合は、手書きよりタイピングする方が筆記速度が早いので、パソコンに向かいタイプして書き連ねている。
その時に使っているのがMac専用のソフトOmmWriter。
書くことだけに没入できる。
思いついたことを思いついたまま支離滅裂になってもいいから気にせずガンガン書き出す。
それはあたかも脳のノイズの排水というのが適切。
ああいい天気だとか、今日は肌寒いとかでも、何でもいい。
今日はあれしなきゃ、これしなきゃみたいなことでも、こんなことしたい、昨日はこうだったみたいなことでもいい。
朝イチでスッキリしている時間帯でも、脳の中は思考ノイズがいっぱい溜まっている。
それはプラスもありマイナスもある。
それをドバっと吐き出してやるのだ。
それは脳内の思考のデトックスのようなものなのだろう。
だからこそモーニングページを書くとスッキリするという感想が多く、かつ、続けたくなる理由の一つでもあると思う。
デトックスやスッキリはわかった。
で、これを続けてなにか変わるのか?という質問もあるだろう。
答えはYESだ。
noteではモーニングページをやっている人は多いけど、12週の創造性を取り戻すトレーニングのワークまでやっている人はあまり見つからない。
ブログなどでこの12週トレーニングをやってレビューをしている人もいるが、やはり大きく人生に変化が出ている。
自分自身、書いていてハッとした気づきを得ることも多々ある。
それ以上にモーニングページを書いている最中に雷に打たれるような衝撃的な気づきを得て人生の舵を大きく切り替えられたことが2度ある。
当時を振り返り客観的に見たら、そのときの自分はもう完全に鬱病で最後の気力を振り絞ってギリギリ生きている感じで限りなく生きる屍のような状況だったと思う。
その時はなぜだかわからないが、滝のような涙を流しながら、なにか道が開けたようなそんな気分だった。
目の前に光が差し込んだような「そうか自分の深い深い部分ではこう思っていたのか!」みたいな大きな気付きがあって、そこから人生が大きく好転したことがある。
それ以来、その本を手放せずにいる。
もちろん毎日はできないこともあるのでほぼ日だが。
モーニングページとアーティストデートの組み合わせ
モーニングページのみがnoteで取り上げられていることが多いが、創造性も取り返したいならばアーティストデートも大切。
アーティストデートとは、
自身の創造的な心を育むために特別に確保される週2時間ほどの時間のかたまり。
自分の内なるアーティストを外に連れ出し、話を聞いてあげる、ちょっとしたときめく遊びの時間のようなもの。
感覚的には、
モーニングページで脳の排水をして思考ノイズをデトックスして脳をクリアにし、
アーティストデートで鈍った感性を研ぎ澄まし洗練させていく
という感じなのではないかと思う。
そして、それに追加して12週間のワークがある。
全部やれたら最高だができないこともある。
そのときはなぜできないのかを考えてみるというワークもあるので大丈夫。
自分のペースでやるのがいいと思う。
当時の自分のように、
・今の自分を変えたい、人生を変えたい
・ごちゃごちゃした悩みをスッキリさせたい
・もっとクリエイティブに創造的な自分になりたい
・感性を磨きたい
・自分のまだ見ぬ眠れる才能を引き出したい
と考えている人や、そのための時間を毎日ちょっとだけでもいいから作ってみようかなと思った人は、まずこの本を読んでみることからはじめてみるのもひとつの手かと思う。
仮に読んでイマイチ自分にあわなかったとしても、失うのは読んだ時間だけですむならリスクは少ないだろう。いらないなら本は売ればいい。
ちなみに、何か書けるようになりたい人にはこの著者が出している本で「あなたも作家になろう」もおすすめ。
こちらの本は、読んでワークをやって少ししてから、気がついたらnoteでこうして文章を楽しくかけるようになっていた。
案外、不思議な力がある不思議な本である。
▼その時の体験談はこちら
まとめ
どちらの本も教えてくれたのは
「自分自身に許可を出す」ということだろう。
自分はもっとクリエイティブに生きていい。
自分はもっと楽しく文章を書いていい。
そんな許可を与えてくれる本だと思う。
個人的には「ずっとやりたかったことをやりなさい」のカバーのキャッチフレーズが秀逸だと思っている。
毎日の繰り返しに、埋もれた自分。
そろそろ起こしてみませんか?
忘れた夢を取り戻す12週間の旅。
これにグッと来る人は、もしかしたら秘めたる創造性を開花するきっかけを待っている人なんじゃないだろうか。
この本がそのきっかけになったら幸いだ。
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