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日系アメリカ人リーダーたちと学ぶ #リーダーシップ に大切なこと

こんにちは!iLEAPスタッフの友香です。わたしの住む東京ではすっかり桜が散り、美しい新緑が広がっているところです。みなさんはいかがお過ごしですか?

iLEAPでは、この度JALD (Japanese American Leadership Delegation Program) 2019年度参加の日系アメリカ人リーダーたちからの後援により、リーダーシップについて学びたいと願う日本の高校生のためにJapanese American Youth Leadership Initiative (ユースイニシアチブ)奨学金を設立し、ウェスタンワシントン大学(WWU)の協力のもと完全オンラインでリーダーシップを学ぶプログラムを実施しました。今回はプログラムの様子や学びをお伝えします!

今回、奨学生として選ばれたのは、日本全国から集まった18名。学校も公立・私立問わず、地域も東北・関東・東海・中国地方などさまざま、学年も中学3年生から高校3年生(募集時)とばらばら、と、データで測れるだけでもかなり多様性に溢れています。さらに、彼らの興味関心や希望の進路、普段の活動や今までの歩みも個性豊かで、開始前からスタッフ一同、どんな学びがうまれるのかを楽しみにしていました。

プログラムは計5週間。土曜日の朝に3時間WWUとリーダーシップに必要な英語を学び、日曜日の朝に4時間iLEAPとリーダーシップについての理解を深めました。

3月6日(土):オリエンテーション・顔合わせ
3月13日(土):ディスカッション(題材:authenticity)
3月14日(日):リーダーとリーダーシップの違い
3月20日(土):ディスカッション(題材:authenticity, change makers)
3月21日(日):リーダーシップスタイル、身の回りのリーダーシップ
3月27日(土):会話力、ディスカッション(題材:risk-taking, vulnerability)
3月28日(日):JALD2019年度生とのディスカッション、コアバリュー
4月3日(土):ディスカッション(これまでの題材全て)
4月4日(日):JALD2019年度生とのディスカッション、グローバル思考
4月10日(土):最終発表
4月11日(日):最終発表、総合的な振り返り

最初の顔合わせでは緊張していた参加者たち。それもそのはず、ほとんどの人がお互い初対面で、同じ学校に通っていても学年が違う人たちばかり。終了後、参加者のひとりから「もっとみんなと話したいから」と延長の申し出が。「もちろん!」とZoomを開けたままにしておくと、お互いへの興味関心が沸き立ち、すごく良い時間となりました。

2回目(3月14日)は、リーダーとリーダーシップの違いについて。改めて言語化をしてみると、リーダーシップとは「チームメンバーの意見を大事にすること」「他の人を巻き込むちから」「人生にとって必要なもの」と、一組織内での役割に縛られない資質が浮かび上がってきました。

3回目(3月21日)は、それぞれが持つリーダーシップスタイルを理解したり、リーダーシップについてメタファー(比喩)を用いて発見しました。「メタファーを使うことで、自分の固定化した視点の位置を自由に変えられる」と、スタッフの恵が大事にしていることでもありますが、やはりそのインパクトは大きく、「一見何もないように見える物にも、色々な長所があることを知れて、人間関係においても応用できると思いました。」「どんなものでもリーダーシップと言える要素がある=どんな人にもリーダーとしてのポテンシャルがある、ということを知ることができた」などという声が集まりました。

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4回目(3月28日)は、このプログラムの目玉でもある、JALD2019年度参加の日系アメリカ人リーダーたちとのディスカッション!リーダー10名に対して参加者は18名。5つのグループに分かれて自分のメンターとなるリーダー2名へ、準備してきた質問を尋ねました。リーダーたちからは回答として、「Never forget yourself. (自分自身を見失わないで)」「Vulnerability allows your team to realize you are human. (その弱さがあるからこそ人間だ)」など、リーダーとして、なによりも人として大切にしたい言葉が、次々と飛び出しました。

また、リーダーたちが日本の高校生と話したい!と準備した題材についてもグループを変えてディスカッションを行いました。Relaxation and Resilience (リラックスとレジリエンス)、 Gender Roles in Society (社会でのジェンダーの役割)についてなど、意見交換を楽しみました。

締めの言葉でリーダーたちから言われた、「You are important.(あなたは大切な人)」は、5週間が終わった今もなお、多くの参加者が大切にしている言葉のひとつでもあります。

5回目(4月4日)は、グローバル思考について。またリーダーたちにお越しいただき、グローバル思考とはどんなものか、どうやったら獲得できるのかを話し合いました。そして、その学びをもとに、3グループに分かれ詩を作成。短い時間、しかも完全オンラインでのグループワークにもかかわらず、美しい作品がうまれました。

そして迎えた最終回(4月11日)。この日は、自分がどんなリーダーなのか、これからどういうことに注力していくのかを宣言する日です。リーダーたちにもお越しいただき、感想を共有いただきました。「You are the future. (あなたこそが未来だ)」とリーダーが仰っていたのが、まさにその通りだとわたしも深く共感しました。

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プログラム開始前はNot being afraid of making mistakes (失敗を恐れないこと) は難しいと言っていた参加者たちですが、この5週間でひとりひとりが本当に伸び伸びとし、輝きがより一層増したことが画面越しにも伝わってきました。それはきっと、自分らしくいることに心地よさを感じ、自分の状態を把握したうえで他者への影響力を考えられるようになり、MUSTではなくWANTで動き、他者を受容することで自分をも受容できるようになったからだと思います。それこそが、まさにわたしたちiLEAPの目指すリーダーシップの在り方です。

最後に参加者からの感想を一部抜粋して、お届けします。

「これからも今自分はどんな状態か把握し、周りの人と助け合いながら何かを成し遂げること、そして一人で何かあっても抱えずに頼ること。それぞれ違った良さがあることを忘れず生きていきたい」

「真の自分でいることによって自信につながる。」

「特にコミュニケーションが大事だと教わったので実際になんでも躊躇わずに、会話をしていくことで様々な分野のことを学んで行きたい。」

「本当の意味での「受け入れる」ということを理解しました」

「自分の良さも弱点もきちんと理解して、大切に思って、自分の世界を更に広げていきたいと思います。」

末筆となってしまいましたが、このような素晴らしいJAYLI1期生と共に時間を過ごすことができたのは、プログラムをご支援くださったJALD2019年度生の皆様、素晴らしい英語プログラムを提供くださったWWU、参加者の推薦をくださった皆様、クチコミで広げてくださった皆様、そして、参加の後押しをしてくださった先生方や保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました!

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今後も「自分らしいリーダーシップこそが、真のリーダーシップ。」を掲げ、自分のリーダーシップを育てたい人、世界をより良くしていくために何をするべきなのかを常に探求している人のために、さまざまな機会をご提供して参ります。詳しくは隔月のニュースレターにて配信させていただきますので、よろしければ以下画像をクリックしてご登録ください◎

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