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ビールへの道、まだ遠し
退院してまだ足りない体力を奮い立たせ、今日は会社の全体MTGに臨んだ。終わりの時間が遅くなり、これでもかというほどの長時間仕事に耐えている自分に少し同情する。疲労困憊の中、家に帰ると普段ならば一杯のビールが待っている。しかし、今はまだそんな許可が出る身体ではない。
退院後の身体には、ビールはまだ強すぎる贅沢。ゼリー食から少しずつ固形物に移行し始めたばかりで、ビールの泡を見ることすらお預け状態。仕事の疲れを癒すためにも、普段は何気なく口にしていたビールが、こんなにも遠く感じられるとは。
家に帰ってからの夕食は、消化の良いものだけ。物足りなさを感じながらも、これが今の自分にとって最善の選択。ビールの代わりに、温かいお茶で乾杯をすることにした。ほろ苦い現実を噛み締めつつ、ビールが飲める日を心待ちにする。今は体を休めることが最優先。病み上がりの体にムチを打つ日々は、心身共に少しずつ回復させていかなければならない。一日も早く、普段の自分に戻れるように頑張るのみだ。