自分の中にいる観音様
毎月18日は
観音様とのご縁日です。
観音様も
観音菩薩になる前は
人間でした。
あるところに幼い兄弟がました。
名前は、早離(ソウリ)と即離(ソクリ)と言います。
この2人、産まれてすぐに
両親が亡くなってしまいました。
兄弟が途方に暮れていると
ある男から「両親に会わせてやろう」と
声をかけられました。
2人は喜び、その男について行ってみると
そこは無人島!
そして、さらに不運なことに
兄弟はそこに置き去りにされてしまいました。
2人は、疲れと飢えに耐えていましたが
幼い兄弟はどうする事も出来ず
もう死を待つしかありません。
即離が
「僕たちはなんて不幸なんだ!両親を亡くし、人にだまされ、人知れず死んでいくなんて…」と嘆き悲しみました。
すると兄の早離は
「僕もそう思った。
でも嘆いてもどうしようもない。
僕たちは
親と別れる悲しさ
人に騙される悔しさ
飢えと疲れの苦しみを
他人の何倍も知る事ができた。
だから
今度、生まれてくる時
この経験を生かして
同じ悲しみに泣く人々を救っていこう
他をなぐさめる事で
自分もなぐさめられるんだよ。」
そう即離に言いました。
即離は、兄の言葉で、心の中に何か目覚めました。
死を前に、悲しい気持ちはなくなり
なぜか晴れ晴れとした気分になりました。
早離と即離は、誓いをたてて
ほどなくして息を引き取りました。
その顔は、とても穏やかで
静かなほほえみを浮かべていたそうです。
この兄の早離が観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
即離が勢至菩薩(せいしぼさつ)です。
2人は、阿弥陀如来(あみだにょらい)の両脇に立ち
あの誓いのとおりに
今も悲しむ人々を救っています。
この話は、"華厳経"という経典にあります。
(参考:今日は何の日?徒然日記)
観音様は、幼い頃から
他人を責めることはせず
自分の経験を生かして
さらに
同じような悲しむ人々を救おう
とするなんて、
とても志が高かったんですね✨
その思いから
「もっと多くの人を救いたいから力をつけたい!」と
ありとあらゆる姿に変身できるようになったんです!
どんな姿になるか詳しくはコチラ⇓
観音様は、時には馬や魚、ハマグリの姿で
現れることもあるそう😲
自分に悲しい事があったら
他人を責めることなく
「他をなぐさめる事で自分もなぐさめられる」
そう思った時点で、それはもう観音様そのもの✨
自分の中に観音様がいるのです😊
多くの人は、社会の荒波に揉まれて
また誤った知識で洗脳されて
自分をしっかり見る事ができずに
自分の中の観音様とは会えていません。
瞑想・写経・写仏をすると
自分を見つめる事ができ
やればやるほど
自分の中にいる観音様やれば仏様に会えるんです🌸
この記事を読んだ方は
今、そうすべき時期だと思います。
これも幸せになるチャンスです!
ぜひ行動にうつしてください🌈
皆様にたくさんの幸運が
訪れますように🍀🕊
最後までご覧いただきありがとうございました🌸
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