「一々うるせーんだよ。」
アーノルド・ベネット著「自分の時間ー1日24時間でどう生きるかー」を読んだ。
俺自身、「時間は平等で大切なもの」とわかってはいるけど、
ダラダラして時間を無駄にしてしまうことが多い。
だけど、この本を読んで時間に対する考え方を深めることができ、
「時は金なり」ではなく、「時は金以上」
だなと思い、時間と向き合い取り組み方を見つめ直し、変えている最中だ。
この本は簡単に言うと、時間の過ごし方を変えることで、人生をより良くしていこうって内容。
時間の過ごし方を変える=習慣が変わる=人生が変わる。みたいな方程式だ。
時間の過ごし方の変え方や注意事項等も書かれていて面白いし、誰にでもやれるやり方だから試す価値はある。
少し内容のことを書くと、
・習慣を変えるなら、一気に大きく変えるより、少しずづ変える
→いきなり多くのことを企てて変えようとすると、ほとんど失敗する
・はじめから大きな変化を求めない
→出だしでつまずくと、学ぶ意欲が成長する前に簡単に枯れてしまう。だから、そうならないように細心の注意を払わなければならない。
・自分で計画したことに奴隷のように縛られないようにする
→計画したことは尊重すべきだけど、盲目的になると周りが重荷を感じる
等々書いてある。
週6日と考えるやり方もあったが、俺は週7日と考えてガンガン行く。
でも俺が一番良いなと思った内容は、
価値のあることをやるために、時間に対しての価値を伝え、気を引き締めらせた上で、どうすればいいのかとの尋ねに、
「いやいや、どうとかじゃなくて、ただ、やるだけだから!」
って書いてあったことだ。笑
そして、心底共感した。
結局、習慣や人生を変えたかったら、やるだけ・やり始めるだけ・やり続けるだけなんだよな。
「淡々と」とか「コツコツと」とかすら一々考えずに続けれることをやり続けるだけなんだよな。
ほんと、一々うるせーんだよって思うことがいっぱいある。笑
上述した、「淡々と」とか「コツコツと」とかファッションで使ってる奴が多すぎるんだよ。
もっと書くと例えば
「がんばります」・「続けます」・「やります」みたいな、
言葉をパフォーマンスとして、ファッションとして使うような、
いわゆる「やるやる詐欺」みたいな奴が多すぎるんだよ。
頑張ることも、続けることも、やることも、当たり前だから。
一々うるせーんだよ、一々言うなよ。
著者のアーノルド・ベネットは20世紀初頭のイギリスにおいて最高の小説家と言われている。
彼の作品の質も素晴らしいけど、何より執筆した作品の数がスゴいんだ。
周りに流されず、自分の時間を大切に有意義に使い、
書くことをやり続けたからこそ、これだけの作品を出せたと思うし、
最高の小説家と言われる所以だろう。
これは俺の予想だけど、きっと彼はパフォーマンスの言葉など使わずひたすらに頭と手を使っていたと思うな。
パフォーマンスのうすっぺらい言葉なんて使ってても、コミット出来るわけないし何の力も付かないよ。
そんなことより、実力が欲しかったら、運が欲しかったら、とにかく
やれ・やり始めろ・やり続けろ。
これしかないだろ。