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「長期戦の戦い方。」
デイヴィッド・ミーアマン・スコットとブライアン・ハリガン共著・「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」を読んだ。
1960年代に誕生しローリング・ストーンズやビートルズ並に歴史を持つバンドであるグレイトフル・デッド。
このバンドには超売れた代表曲はなく、ジョンレノンやミック・ジャガーのようなスターもいない。
恐らく日本での知名度もそこまで高くなく、どちらかと言えば低いほうだろう。
でも、アメリカでは熱狂的ファンがたくさんいて
バンドのリーダー的存在が亡くなりバンド自体の形も無くなった今でもその人気は健在だ。
じゃあ、グレイトフル・デッドはどんな戦略をとっていたのか?
そこを調べ書いたのがこの本。
ただ、正直この本で書かれていることは目新しいことはない。
ビジネスをする上で今の時代に必要なことが改めて知れるくらいだ。
でも、この本を読めばグレイトフル・デッドの凄さを知れるし参考にできることもある。
だって、1960年代からやってきた戦略が今の時代に必要なことだったんだよ。
時代を先取りしすぎててビビったけどマジで凄いと思った。
例えば今の時代ビジネス等で結果を残すには、
・コミュニティを持つ、若しくは入る
・フリーを駆使する
・多様性を受け入れる
・社会貢献する
この4つはよく言われていること。
これはビジネス等で結果を残すだけじゃなく俺みたいな凡人が情報社会で生き残るには必要なことだ。
というか、今更当たり前すぎる話。
ただ今でこそ当たり前だけどデッドは何十年も前にこのポイントを抑えていたんだ。
大移動するツアーは出店もファンもデッドと一緒に付いて回りそれがコミュニティになり根強く熱狂的なファンが生まれファン同士が繋がっていく。
そのコミュニティではどんな人も受け入れ
ツアーでは録音を許可しそれをファンが色んな人に聴かせることで口コミ替わりになり結果として新規ファンも増えていった。
さらにデッドは自分たちの生活基盤であるサンフランシスコを支援したり、寄付金を集めるために慈善ライブを20年近く開催していた。
この本で書かれていることは目新しいことはないと上述したけど、
デッドが何十年も前からやっていた戦略が今の時代に必要な戦略だったと知れることは超重要なことだ。
なぜかと言うと、この戦略が「長期的に成功する戦略」ということがわかるからだ。
だって、この戦略をとっていたデッドは長い歴史を持つけど今でも熱狂的なファンがいるし、尚且この戦略は今の時代に必要なことだとわかったんだからね。
だから、この本を読むときは
デッドは時代を先取っててすげぇなと感心するより、これが長期的に成功する戦略なのか。と思いながら読んでみるといい。
100年時代と言われているくらい人生は長期戦だ。
100歳を寿命と考えると俺なんかあと75年も生きることになる。
まじで長ぇ。笑
長過ぎる。
俺はいつ死んでも良いと思っているけど、自殺する勇気はないし苦しい思いもしたくない。
だからまだまだ生きてしまうんだろう。
そう考えると長期的に勝てる人生戦略をとったほうが良いに決まっている。
そんな時に参考になるのが・参考にするべきなのがグレイトフル・デッドのような長期的に勝っている人なんだ。
だから俺はオッサンから学べと書いたりもしている。
もちろん、時代の変化・生き方の変化と伴に戦略は変わることはあるけどね。