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「所有からアクセスへ」
ゲイブ・ワイザート とティエン・ツォによる共著・「サブスクリプション: 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル」を読んだ。
俺は人生戦略上、まずは世の中のトレンドを知ることが重要だと思っている。
だって、トレンドの波に逆らえば致命傷を喰らう可能性が高いし、
逆張りで一発勝負に懸けてみるにしても、そもそもトレンドを知らないとできないでしょ。
トレンドを知っていて逆張りするのと、知らずに波に逆らっているのでは意味が大きく違ってくる。
そういう意味ではこの本を読むことで、今のビジネストレンドを知れて良かった。
日本にいたら実感しづらいかもしれないが、
ここまで様々なものがサブスクリプションに移行しているんだと驚いた。
この本では色々な例を書いてくれているけど、個人的に使ってみたいと思ったのは車のサブスクリプション。
定額を払えば簡単に色んな車を乗り回せるから楽しそう。
レンタカーとは違くて、より手軽により扱いやすそうだからもっと拡大してほしいな。俺は大型トラックも運転できるから乗れる車も多ければいいな。笑
本の内容に戻るけどこの本を読んでサブスクリプションが今のトレンドというより、
所有ではなくいかにアクセスできるか
が今のトレンドで今後さらにその流れにシフトしていくんだと知れた。
これはどういうことかというと、
今まではとにかくモノを売り、売ったらそれで終わりという製品中心の考え方だったけど、
モノが溢れかえって製品が売れなくなった現在、そしてこれからは売ってから長期的に利用してもらうために顧客中心の考え方へ変わってきているということ。
じゃあ、どうやって顧客中心の考えができるようになるかというと単純に顧客を知ることだ。
さらに深掘り、どうやって顧客を知れるかというと全てをIOT化すればいいんだ。
そうすることで、その人(顧客)が普段どんな事を検索していたり、どんな情報を見ていたり、どんな記事をクリックしているのかがわかる。
どんなものを買っているのかもわかるから、顧客の趣味嗜好、傾向を知ることができる。
サブスクリプションをすることで、そういった顧客の情報が手に入るからそれに基づきニーズに応えれるように生産側はバージョンアップしていく。
何でもかんでもIOT化することは決して全てが良い方向に向かうとは微塵も感じないけど、こうした消費者へのサービスに転換できることは素晴らしい。
本の内容からはズレるけど、
所有からいかにアクセスできるか
って人生戦略上においても本当に重要なことだと思っている。
このアクセス力があるかないかで、人生をもっと楽しくもっと刺激的にできるかが決まるといってもいいくらいだ。
例えば、お金持ちになりたかったとしよう。
では、どうすればお金持ちになれるかというと、お金持ちの人だけがいる環境にいればいいんだ。
なぜなら、人は環境動物だからお金持ちの人だけがいる環境にいることで、
思考も言葉も行動も全てがお金持ちのそれになっていき、いつの間にかお金持ちになっている。
お金持ちに関して言えば、世間一般の人と比べて稼げる情報の質と量が圧倒的に違うから稼げるんだ。
お金持ちの環境にいるだけで、そういう情報まで手に入るから稼げるんだ。
じゃあ、どうすればお金持ちの人だけがいる環境に入れるかというと、
アクセス力があるかどうかだ。
例えではお金持ちの環境を出したけど、会いたい人、学びたい人、がいた時もアクセス力さえあれば会えるし、学べる。
アクセス力の高め方としては何個かあるけど、一番重要なものは
イイ奴であることだ。
(前にも書いたことあるけど 。)
だって、イイ奴だから人や環境を紹介してくれるわけ。
嫌な奴とかどうでもいい奴に、自分の大事な仲間や貴重な環境を紹介したくないでしょ。
所有からアクセスの時代の転換期の今、
ブランド品を身に着けた成金みたいな奴は超ダサいんだよ。
そんなの、自分は何もない空っぽの人間です。
と言っているようなもの。