納豆はデザート派宣言
今日は少し変わった話をさせていただこうと思います。私の「納豆デザート論」についてです。
最初にこの話をすると、たいてい「えぇ!?」という反応が返ってくるんです。そうなんです、私、納豆をデザートとして食べているんです。でも待ってください、すぐに「狂ってる」なんて言わないでくださいね・・。
正直に言うと、この習慣を公にするのには少し勇気が必要でした。でも、最近思うんです。美味しい食べ方って、必ずしも王道だけじゃないはずだって。なので、納豆はデザート宣言!ということで、話して行きたいと思います。
納豆との出会い直し
みなさんは納豆との最初の出会いを覚えていますか?
私の場合、子供の頃から当たり前のように食卓にあった納豆。ネバネバが苦手で避けていた時期もあった気もしますが、子供のころから好きでした。あ、全く嫌いな方は納豆の話しかしてないので、この後は読まなくてもちろんOKです、全く共感ポイント無いと思いますので笑
で、私の「納豆デザート論」も、そんな食との向き合い方の変化から生まれたんです。
私、実は一般の食べる方と比べて小食なんですよ。茶碗一杯のご飯で満足してしまうタイプで。でも、その一杯のご飯を最大限美味しく食べたいという欲求は人一倍あります。おかずとご飯のバランス、味噌汁との相性...。全てを計算して、一口一口を大切に食べていく。
そんな私の食事スタイルの中で、納豆の居場所を見つけるのは実は大きな課題だったんです。
ある晩のことでした。
いつものように夕食を終え、なんとなく残っていた納豆パックを開けた時のこと。特に深い意味はなく、ただ食べたかっただけ。でも、その何気ない行動が、私の納豆ライフを大きく変えることになります。
この瞬間、この食後の納豆でも全然ありじゃん!って思えるようになりました。
タレの甘みが、食事の余韻を引き立てて、粘り気のある食感が、不思議と心地よい満足感をもたらしてくれる。からしのピリッとした刺激が、味覚を適度に刺激して、食事の締めくくりにアクセントを付けてくれる。かっこよく言うとそんな感じがして、食後に食べるの全然ありじゃん!となってます。
だから納豆はデザート派
私の納豆デザート論は、決して奇をてらったものでは無いと無理やり解釈しています。
むしろ、和食の本質に近いものがあるのではないかと思っています。和食って、実は味の強弱や食感の変化を大切にする文化ですよね。
例えば、懐石料理。
最後に出される御飯と香の物。あれって、実は料理全体の締めくくりとしての役割があるんです。私の納豆デザート論も、その延長線上にあるんじゃないかな、なんて勝手に解釈しています。
ここで、私の納豆デザートの楽しみ方をご紹介します:
まず、食事をゆっくりと味わい切ります。お茶を一口。少し間を置いて。そして、納豆の蓋を開ける。
たっぷりとかき混ぜて。ご飯にかけるよりは泡立てて、タレと辛子もしっかりと入れます。個人的には、デザートとして食べる時は、タレを少し多めにするのがおすすめ。
この食べ方、どこへ行っても「変わってるね」って言われました。でも今では、「あ、また納豆デザート?」って、少し羨ましそうな目で見られることもあるにはあります。
もしかしたら、これを読んでくださっている方の中にも、「ちょっと試してみようかな」と思ってくださる方がいるかもしれません。または、「実は私も!」という方がいらっしゃるかも。
そうそう、付け加えておきたいのですが、これは決して納豆の従来の食べ方を否定するものではありません。朝食に、お昼に、夕食に。いつでも美味しい納豆は、まさに和食の至宝です。
ただ、もしよかったら、たまには食後のデザートとしても試してみてください。きっと、新しい納豆の魅力に出会えるはずです。
実は最近、この「納豆デザート」という私の小さな発見が、日々の生活に新しい楽しみをもたらしてくれています。美味しいものって、決まった食べ方だけじゃない。そんな当たり前のことに、納豆を通して気づかされた気がします。
さて、今夜の締めくくりも、やっぱり納豆にしようかな。