大節約時代のお料理レシピ:『親こんこ丼』
そのメニュー、前にやったよ。
ボケちゃってぇ。
ええっ、そうでした?
あら、どうしましょ。
年を取ると、きのうの晩ごはんも忘れちゃうからねぇ。
どうぞ、ごかんべんくださいな。
ボケとは何だ!
年寄りだと思って、バカにすんじゃないよ!
あんたも年取ったらわかるんだよ。
もっと年寄りを大切にしておくれ! ええ!!!
ひとり芝居はこのくらいにして、メニューのご説明を。
以前考えたのは「おや?こんこ丼?」です。
今回は、ちょっと違います。
親こんこ丼の親は、鳥肉。
子の代わりに“こんこ”、つまり、漬物を使った丼です。
いたって、簡単。調味料もいりません。
材 料:鳥肉(もも肉でも胸肉でも可)・
漬物(今回は高菜漬)・ごはん
分量はすべて適当です。お気楽に。
作り方:
1.食べやすい大きさに切った鳥肉と
細かく刻んだ高菜漬をフライパンで炒めます。
2.1をごはんの上にのせれば、できあがり。
野沢菜漬じゃ、いけないの?
いえ、いいです。
醤油系の味つけのものなら、何でもOKです。
ひとり暮らしの侍でもすぐに作れます。
???
『親こんこ丼・アジアンバージョン』
今回は、この番組をご覧の方だけに、
特別にもう1つおまけがあります。
(いつから、番組になったんだ?)
親こんこ丼・アジアンバージョンを教えちゃいます。
今回限りですので、じっくりご覧ください。
見てないって!
材 料:鳥肉(もも肉でも胸肉でも可)・
漬物(今回は高菜漬)・ごはん・
ごま油・醤油・砂糖・五香粉(なければ八角でも可)・
おろしにんにく・おろししょうが
分量はすべて適当です。お気楽に。
作り方:
1.刻んだ高菜をごま油で炒めます。
2.鳥肉を炒め、醤油・砂糖・五香粉・
にんにく・しょうがで味つけします。
3.1と2をごはんの上にのせて、
アジアンバージョンの完成です。
とってもアジアです。
こちらは少し手間がかかりますので、
「おせん、いま帰ったぞ!」
「あなた、お帰りなさいませ。
今日は、お代官様のご機嫌はいかがでしたか?」
と会話する、侍夫婦の夕食にピッタリです。
(お~い、私よ。早く帰って来いよ~!)
失礼しました。