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【免疫力向上無駄話】天丼を食べるのは難しい。

天丼は、かぼちゃの天ぷらから食べ始めるのが、
私の流儀です。

こだわりがある食通に見せ掛けておいて、
本当は海老の天ぷらから食べる勇気がありません。

だって、海老は天丼の中心人物だよ。
人とちゃうけど。

主人公だよ。

主人公が最初にいなくなったら、
天丼の物語は進まないよ。

主人公の殺天事件なんて、聞いたことない。

じゃあ、誰が事件を解決するんだい。

茄子の天ぷらか?
竹輪の天ぷらか?

(竹輪が登場することで、私の庶民性がわかります)

脇役に名推理ができるかねぇ〜。

「犯人はあなたですぅ〜」と言う人がいないとね。

今泉君では無理だよ。
西園寺君でも、解決しないだろうね。

やっぱり、海老の天ぷらは最後まで取っておかないと。

あっ、でも、最後まで残していると、
セコい人に思われるから、
ししとうの前には食べてしまわないと。

ということは、
やっぱり主人公は途中でいなくなることに。

あちゃ〜〜!

こうなると、物語の最終回に
主人公が亡くなる話にする必要がある。

衝撃的だけど、仕方がない。

ししとうの前に、海老のしっぽという、
犯人のヒントを残して、食べてしまわれる。

そのヒントをもとに、ししとうが事件を解決する。
めでたし、めでたし。

ガァ〜〜〜ン!
セカンドシーズンが作れないじゃないか。

ええい、仕方がない。

主人公を「カツ丼任三郎」に変えるか。

いや、待てよ。
天丼に海老が2本入っていればいいわけだ。

それなら、1本の海老を最後に残せ、
もう1本から食べ始めることができる。

主人公の1人が食べられ、
その犯人を追う双子の弟、「天丼任三郎」。

そうだよ、この設定でいいんだよ。

あっ、あかん!

やっぱり最後まで残しといたら、
セコいと思われる。

ダメや!
気の小さい私には無理や。

私はいったい何の話をしているのでしょうか。

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佐藤きよあき
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