アクアポニックスとは?

アクアポニックス(アクアポネックス)について
今日は書いてみようと思います。

海外では大規模なプラントもあり、
結構、認知されている養殖と水耕栽培を
同時に行う方法です。

原理は簡単で、
まず魚を陸上で養殖します。
魚の糞尿を濾過し、微生物に分解させて
野菜の養分にします。

野菜が養分を吸って浄化された水を
また魚の水槽に戻します。

この循環によって魚の養殖と野菜の栽培を
同時に行うのがアクアポニックスです。

水を循環、浄化させる方法なので
水替えも不要で一滴の水も捨てません。

蒸発した分を補うだけで良いそうです。

通常、野菜を育てるために海水は使えないので
魚は淡水魚になります。

海外でも日本国内でも
ティラピア、鯉、チョウザメなどの養殖が
ポピュラーです。

ところが、岡山理科大学の
山本先生が発明、特許を取られた
好適環境水を使用すれば海水魚と野菜を
同時に育てることも可能だそうです。

しかも通常の海水や人口海水での養殖より
早く成長して、数もたくさん養殖できるとか。

山本先生の書籍によると、
トラフグやバナメイエビ、ハタなどの
高級魚とトマトのアクアポニックスも
既に成功しているそうです。

政府からの要望で海外の国々にも指導されて
成果を上げておられます。

将来は田んぼの耕作放棄地でエビの養殖をしたり
様々な問題を解決したいと考えておられます。

つまり、日本の山奥でも
高級な海水魚を完全循環型養殖で養殖でき、
循環の輪に野菜の水耕栽培槽を入れれば
魚と野菜の同時養殖(栽培)ができるそうなんです。

魚の疾病予防に薬品等を使えば、
植物は枯れてしまいますので使えません。

生き物が生きているだけで水を汚して、
植物が生きるために浄化する。

まさに小さな自然のモデルを作るということ。

子供達への食育や学びにもなり、
とても面白いと思っています。

山奥の屋内養殖場でトラフグとワサビを
循環させた水で同時に育てるなんて、
とっても面白くてワクワクします。

もちろん、土地の確保やコストなど
問題は山積みです。

ですが私は4年後、60歳になったら
無肥料·無農薬の畑で育てる野菜や
大麦とホップで作る地ビール、
小麦で焼いたパンを地域の方々と楽しんで
山で育ったフグを食べてみたいと
本気で考えています。

今から準備をしていきます。

今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


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