上位・最上位高校受験の常識~数学編~ #1「先取りについて」
全受験生にとっての難関:数学について解説していきます。
数学は先取りすべし
数学は先取りをすべし。公立中学校の場合、数学は三平方の定理の授業が終わったあたりで私立受験を迎えます。
しかし、これでは遅い!!!
それではどのぐらい先取りをすればいいのかについて解説をしていきたいと思います。
中学3年生の範囲はいつまでに終わらせればいいのか。
受験を経験した高校生の目線としては、中学3年生になった時には中学校で学習する、すべての数学の単元の学習が終わっていることが理想です。終わっているとは、一般的な公立高校の入試問題を6割ぐらい解けるレベルを指します。
ちなみに、「受験の朋」のメンバーには、中学3年生の内容を中学2年生の夏に終わらせたという人が一人います。そこまではしなくてもいいと思うけど。
先取り+α
中学範囲を終わらせて余裕のある人は、高校範囲の予習を絶対にするべきです。なぜなら、それによってズルができるようになるからです。(これについては後で述べます。)
高校範囲のどこまで予習をすればいいのかということになりますが、個人的な意見では、
高1の範囲は
数と式(数I)
図形の性質(数A)
場合の数と確立(数A)
約数と倍数(数A)
※数Ⅰと数Aについて
高校の数学の単元はいくつかにグループ分けされています。特に、普通は高校生1年生で扱う単元は数Ⅰと数Aの2つのグループに分けられています。もっと詳しく知りたい人は以下のサイトがわかりやすいのでのでご覧ください。
数学I - Wikipedia
数学A - Wikipedia
高2の範囲は
式と証明 例えば因数定理と式の乗除のみ
(微分)
高3の範囲はオーバーワークすぎます。括弧書きの単元も、個人的にはやらなくてよいと思います。
高校範囲をやるメリット
数と式 =因数分解、特にたすき掛け
図形の性質 =全般(例えば、チェバの定理、メネラウスの定理)
場合の数と確率 =全般(中学数学の発展)
約数と倍数 =全般(中学数学の発展)
(式と証明) =最上位高では因数定理でごり押しが可能
(微分) =変化の割合を求める問題を秒殺できる
高校数学をどのレベルにまで到達できればいいのか。
高校数学でも、教科書章末問題レベルでいいのか、共通テストレベルでいいのか悩むと思います。
個人的な意見としては、高校数学は数学検定に合格できるレベルにまで到達できることをお勧めします。数学検定という目標をもつことで独学でも勉強が可能だと思います。数学検定準2級の取得を目指しましょう。(2級は目指さなくていいのでは??)
まとめ
今回は先取りについて紹介しましたが、高校数学の先取りは中学数学がほとんどできるようになってから行うべきです。高校数学を急いで勉強しようとして中学数学がおろそかになっては元も子もないので、最も伝えたいことは…
中学数学を早く終わらせよう!
ということです。
お楽しみ
最後に、一つネタをしたいと思います。
今回は以上です。お読み頂きありがとうございました。今後も数学についての情報も含め、上位の高校を受験するにおいて必要となる情報を提供していきたいと思っているので、次回もぜひご覧ください。
written by いますがり
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