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泣くことと書くこと
私の泣き歴史
私は小さな頃からよく泣く子どもでした。
ずいぶん昔のことですが。
帰り道でとおるちゃんに蹴られた(涙)
喉が渇いた(涙)
お手伝いをしないからおばあちゃんに怒られた(涙)
小学生の頃はしょっちゅう泣いていました。
泣くと母に甘えられるから。
中学に入ってバスケットボール部に入部してからは、練習がキツくて泣きました。悔しくてたくさん泣きました。泣くと頑張れました。
高校生以降は自分がどういう人間かわからなくて、自信がなくて、不安で、いつも泣くか、ため息をついていたような。
ため息をつくより泣いた後の方が、ずいぶんすっきりしたような記憶があります。
母親になってからも、何度もキャパオーバーになって泣きましたね。翌朝にはすっかり元気になって、また子どもたちとの一日が始まるのだけれど。
最近はスポーツやドラマ、映画を観るとすぐに泣くようになってしまいました。泣いた後はものすごく心地よくて、また次の泣けるドラマを探しています。
私にとって泣くことは
涙を流すことは私にとって究極のストレス発散法になっているのです。
事実10年ほど前には「涙活」がブームになったこともあるようで、
泣くことによって自分の感情を表に出して発散し、緊張状態から解き放たれるらしいのです。
振り返ってみると私自身は子供の頃から意識的に泣くという行為をしていたような気がします。小さい頃は母に甘えたいから泣く。中学生の頃は悔しくて泣いた後は、もっと頑張れると感じていました。
高校生以降も、泣くときは自分を物語の中の可哀そうな主人公に見立てて泣いていたようなような気がします。
泣きの効能
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが取れているのが通常の状態なのですが、バランスが崩れると心身に不調をきたします。
嬉しい時も悲しい時もその感情が大きすぎて、自分の精神状態が高揚している状態というのはストレスとなり得る、つまり交感神経が優位になっている状態ということです。
自律神経が乱れバランスのとれていない状態、このバランスを元に戻す役割をもつのが『セロトニン』という神経物質なのですが、これは、人が涙を流す時に多く分泌されると言われています。
『セロトニン』は、リラックス効果のある副交感神経を活発にするため、別名『幸せホルモン』とも呼ばれる物質です。泣くことで『セロトニン』が身体をリラックスさせるから、涙を流した後は心が落ち着くんですね。
脳が張り詰めてアクティブな状態から、緩んでリラックスした状態へ。交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位な状態へと意図的に切り替えるには泣くことが効果的なようです。
やはり
理に叶っていたのですね。
知らず知らずのうちにストレスを発散させる方法をとっていたとは!
過去の自分も褒めてあげたいと思います。
しかも感動して泣くことが増えた最近は、私の左脳と右脳が協力して私のストレスを発散させてくれているらしいのです。言語や論理的な思考を担当しているのが左脳。芸術的な感性や感情を担当しているのが右脳ですが、
ドラマを見て感動した時や、スポーツの試合で選手の必死な姿に心打たれた時。涙が出る背景には、左脳がそのストーリーを解釈し、右脳がそれに共感することで『泣く』という仕組みがあるのだそう。
自分が経験してきた喜怒哀楽の記憶が多ければ多いほど、それを元に左脳が状況を想像します。たとえ自分が実際に経験したことのない場面でも、その記憶から他者の気持ちを察することができるのです。
だから、苦労したことや大変だったこと、それを乗り越えて得た喜び、そうした経験を多く積んできた人ほど、人の状況に共感して涙を流すことができるといわれています
感動や共感の涙は、大人になったことのしるしだったのか!
書くこと
このように、泣くことは私にとってとても素晴らしい行為だったので、ぜひ皆さんにもおすすめしたいのですが、一つだけ気をつけてほしいことがあります。本当は泣いてはいけない、と思いながら泣くと返ってストレスが溜まります。くれぐれも誰に何の気兼ねもなく前向きに泣いてみてください。
もしそれができない環境にある場合は、書きましょう。
私と一緒にたくさんの書くことをしていきましょう!
それが言いたかった。