紀土-KID-平和酒造と学ぶ若手育成
こんにちは。堺一文字光秀 広報の田中です。
11月25日は一十一ICHITOIで【紀土-KID-平和酒造と学ぶ若手育成】のイベントを開催しました。主催者側の私が言うのも手前味噌になってしまうのですが、すごく良いイベントになったと思うのでシェアさせてください!
一十一ICHITOIについてはこちらにまとめています。
なぜ若手育成がテーマなのか?
私たちは道具屋筋商店街で包丁を販売する包丁屋さんです。包丁屋が、なぜ若手育成をテーマにイベントを行うのか?それは包丁業界でも職人の高齢化や若手育成は大きな課題だからです。そして、私たちのお店で包丁を購入してくださる料理人さん、飲食業界の方々も同様の課題を抱えています。日本の技術や、食文化が高く評価される一方、20年後の未来はどうなっているのでしょうか?そんな危機感からこの企画が立ち上がりました。
平和酒造の取り組みに学ぶ
和歌山県にある平和酒造株式会社をご存じでしょうか?和歌山の海南市、夏には蛍が飛んでいるような自然豊かな場所に本社があります。平均年齢30歳という若い蔵人の育成に力を注ぎ、世界最大規模の日本酒コンテストIWCで最優秀評価を得ている企業です。斜陽産業と言われる伝統的な酒造りの業界で、毎年、採用募集に2,000人ほどの就活生が応募してこられるんだそうですよ。酒造、飲食、包丁と、業界は全く違いますが抱えている課題は同じ。
若手の育成に成功している平和酒造さんから学ぶことは多いに違いないと、平和酒造の代表取締役の山本氏にご登壇頂きました。
様々な業種のお客様にご参加頂きました。
堺一文字光秀の店頭、会員様に向けたメルマガ、各SNSでイベントの告知をさせて頂いたところ、満員御礼で当日を迎えることができました。まずは平和酒造の山本氏、飲食店経営代表として、まえだ屋の前田氏、そして堺一文字光秀の代表田中による各社の取り組み紹介から始まりました。
リーダーとして経営者が決してブレない軸を持つこと。社員に色々な経験、業務を経験してもらい 各々が輝く居場所を見付けること。 とは言っても、やっぱり人材育成は難しくて正解はないこと。たくさんの興味深いお話が飛び交いました。
研ぎ・刺身・お酒の共演!お待ちかねのペアリング
イベントの後半には、若手研ぎ師の植田が研ぎを披露し、その包丁を使って前田氏にお刺身を引いていただきましたよ。そして平和酒造の若手醸造家、柿澤さんからお酒の説明をして頂き、皆さんお待ちかねのペアリング!美味しいものを頂きながら、隣り合った参加者さん同士、自然と意見交換が生まれていました。
まとめ
【食文化や道具文化に関わる十一者を巻き込んで、新たな気づきが生まれる場所】これが一十一ICHITOIのコンセプトです。今回のイベントでは飲食関係や、教育関係など、様々な業種の方がご参加頂下さいました。酒造業界という、一見すると全く関係がない業界のストーリーも、ヒントになることがあるかもしれません。この一十一ICHITOIのコンセプト通り、参加者の皆さんのなかに少しでも新たな気づきが生まれていると嬉しいです。
今後も堺一文字光秀の一十一ICHITOIでは、食や道具文化にまつわる様々なイベントを企画していきますので、皆さま告知を見逃さないよう、会員登録、SNSのフォローをお忘れなく!ご来店の際は、2階の一十一ICHITOIも覗いてみてくださいね。お待ちしております。
次回イベント情報はこちらから↑
会員登録をして告知をお見逃しなく!