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魚って美味しい。漁師ってすごい。

こんにちは。堺一文字光秀、広報の田中です。
私たちは大阪の道具屋筋商店街にある創業72年の包丁専門店です。包丁の産地である堺の高度な技術で切れ味を追求し続け、関西の名だたる名店や、一流の料理人を陰ながら支えてきました。
お店について詳しくはこちらから。


怒涛の2Days!北海道から漁師がやってきた!

水産業を盛り上げるべく立ち上がった一般社団法人「DO FOR FISH」の本間さん、"オイシイ。でツナガリタイ。”という経営理念のもと、持続可能な社会づくりを目指す漁師集団「マスコスモ」の柏谷さん、川口さん、佐々木さん。今回はこちらの皆さんと、イベントを行いました。
一日目のHOTATECHNO IN OSAKAの様子はこちらから!


魚のいる未来を選べ~漁師流!楽しい家庭の食育~

左からマスコスモ合同会社の佐々木さん、柏谷さん、川口さん
Do for fishの本間さん

二日目に開催したこちらのイベントは、大人も子供も大歓迎ということで、お子様連れの方もちらほら(^^)まずは漁師さんたちの自己紹介から始まり、さっそく鮭を捌いていきます。

北海道、常呂町で取れた鮭。立派です。

捌きながら、漁師さんのお話を聞いていきます。漁に出る日は夜中の12時に起きて、2時には海に出るそうですよ。大変なお仕事です。。
ちなみに2月は流氷のシーズンのため漁はお休み。そのため、このイベントも実現できました!

川口さんが大きな鮭を、普段皆さんがスーパーで見る切り身サイズまであっという間に捌いてくれました。スーパーでの魚の選び方のコツを聞いたところ、「普段スーパーで魚買わないんですけど…」とのこと。笑

しかし、近年、高度な冷凍技術が発達したため、漁獲した魚を新鮮なまま消費者のもとに届けることが可能だそう。そうすることでアニサキスなどの線虫も死滅するため安全性も◎。

”皆さん、週2回お魚を食べますか?”
こう会場に問いかけたところ、半分ほど手が挙がり、Do for fishの本間さんがこんな話をしてくれました。


皆さん、魚を調理することに、肩に力が入りすぎなんですよ。この魚はこう調理しなきゃ、味付けはこうで・・って考えすぎです。肉はそんなこと考えないでしょう?焼くだけで完成ですよね。魚も同じです。焼くだけでOK、揚げてタルタルソースかけたら何の魚でも美味しくなるんですよ。もっと気楽に魚食べてください。


確かに…!私もついつい魚料理って難しく考えがちでした。でも考えてみれば、スーパーで内臓の処理はしてもらえるし、鱗も掃除してもらえるし。何にも難しいことはないんですよね。
もっと気楽に食卓に出していこうと思えました!

魚に触ってみよう!骨取り体験

鮭を焼いた後は、骨取り体験!会場に来ていたお子様とパパに体験して頂きました!骨ってちょっと面倒ですが、お魚に骨があるのは当たり前。こんな感じで子供自身に骨取りをお手伝いしてもらうのも、すぐに実践できる食育ですよね(^^)

お料理が完成するまでは漁師さんへの質問タイム!漁師さんも船酔いするんですか?今までで1番高く売れた魚は?魚が美味しい時期はいつ?漁をしていて楽しい瞬間は?など、皆さん漁師のお仕事に興味津々!

海水の温度が年々上昇していて、今まで獲れていた魚が今では獲れなくなっていたり、魚を食べない人が増えていたりというお話には、私たちに出来ることはなにか?考えさせることも多くありました。

そうこうしているうちに試食メニューの鮭イクラ丼が完成!試食なのに豪華すぎる!笑

佐々木さんから手作り鮭フレークのコツを教えてもらいました。スーパーの鮭フレークって機械で処理するのでちょっと食感がぼそぼそになりがち。おうちで鮭を焼いて、指で押すようにすると、鮭の筋肉の繊維に沿って、身が荒く崩れるので、しっとり美味しい鮭フレークになるそう。皆さん美味しい!と絶賛でした。
皆で楽しく美味しいものを作って食べる。これが何よりの食育かもしれません。

まとめ

普段口にするお魚は、荒々しい自然を相手にお仕事する漁師さん、水産業の方がいてこそ、私たち消費者に届くんですよね。当たり前のことなんですが、普段スーパーで切り身を買うだけの私は、ついそのことを忘れがちです。今回、初めて”漁師”という職業の方々と一緒に取り組みを行い、魚を、水産業の方々を、とっても近く感じることができました。
食は沢山の人たちと繋がっている。そんなことを改めて実感しました。


最後に

マスコスモ合同会社 前代表、故・川口 洋史さんが天国から繋いでくださったであろうご縁で今回のイベントは実現しました。遠くにいてもなお、沢山の人達に影響を与える洋史さんに大きなリスペクトを。マスコスモ合同会社、Do for fishの皆さまに改めて感謝申し上げます。



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