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公用車広告⑦~市が反撃開始。文書公開拒否、黒塗り文書、強弁
それは突然やってきた。2020年12月18日、財産管理課K課長と思われる人からのメールだ。
「広告主が暴力団関係者であるかどうか、広告主が広告掲載基準に適合しているかについて、全て審査は適正に行われており、各種広告基準に適合した広告であると判断して掲載しております。
不祥事を起こした企業については、市として必要があると判断すれば適切に対応していきます。ただし法人の権利、競争上の地位その他正当
公用車広告⑥~衝撃の落札価格。追及、追及、そして議会へ
今仲調査が語る市の怠慢 2020年11月中旬、情報公開請求で出てきた公用車広告の契約書を前に、私、今仲議員、千葉県市民オンブズマンのX氏は言葉を失っていた。私たち3人は今仲議員がおさえてくれた市庁舎内の議員用会議室に集まって、時々情報共有していたが、このとき契約書に書かれていたのは、
■広告掲載料 年額 13万5600円(消費税、地方消費税別)
というものだった。
そう、公用車55台が稼ぎ
公用車広告⑤~オンブズマンX氏から指令。事業の背景調査と怒涛の情報公開請求
まずは議事録で事業導入の経緯を調べる 驚いたのは、協力依頼した次の日にはもう、千葉県市民オンブズマン連絡会議のX氏から指令が届いたことだ。
①市議会の議事録で「公用車広告事業」の市の提案内容、議員との質疑内容を調べる。2018年9月の定例会との情報あり。
②船橋市の「主要な成果に関する説明書」(年1回のレポート)に、この事業が記載されているかチェックする。
③公明党のH議員が、公用車広告は私が提唱
公用車広告④~助っ人登場。オンブズマンと市議会議員に協力依頼
契約書から追及できないか。法律関係者に相談 2020年10月上旬、私が最初に行ったのは、無料で相談にのってくれる法律関係者を探すことだった。というのも募集要領の中にある契約書案(最終的に締結された契約書と同じ内容だった)には、素人目には首をかしげざるを得ない内容が、いくつも書かれていたからだ。
まず市の担当課(財産管理課)と広告代理店が、協力して「広告主の秘密を保持する」ということと、そのハウ
公用車広告③~他市の公用車広告。船橋市とは全然違う
2020年9月末時点で、船橋市は公用車広告の情報を一切公表していなかった。ホームページに載っていたのは、2年前に終わった広告代理店募集の告知と募集要項だけである。募集の結果、どこの代理店が事業を請け負ったのかも公表していなかったことは、前章で書いたとおりだ。
いったい市は誰に向かって事業を行っているのだろう。
わからないことだらけのなか、とにかく他の自治体のやり方を調べることにした。
ど