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リワーク日記79 転職したばかりだと有給休暇が足りません
自分は恵まれている方だと思ってはいますので贅沢な悩みかもしれませんが、有給休暇が足りなくて困っています。
入社後半年間は有給休暇無しという企業も多い中、私の転職先は入社時に10日の有給休暇をくれました。それはありがたいのですけれども、残念なことにもう使い切ってしまいました。ゼロです。悲しいことにまったく足りませんでした。
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入社後、疲れて体調を崩すことも多く、想定よりもだいぶ速いペースで有給休暇を消化してしまった形です。これだけあれば十分だと最初は思ったのですが、社会復帰&転職を一度に果たす試みの負荷の高さを見誤ったとも言えます。あと2ヶ月は有給休暇なしで走らないといけないのは辛いです。
喫緊の課題はどうやって心身を休ませるかです。幸い通勤時間は音楽を聴くことで自分一人のリラックス時間にできていますので回復タイムにカウントできます。それから、寝る前の時間も、私の夜更かし遺伝子に従ってその日最後のボーナスタイムにできています。
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ですが、業務に未習熟な状態で繁忙期を迎えてしまうことのストレスや疲労を抑制しながらあと2ヶ月を走るのはやはり相当困難です。
主治医もリワークスタッフさんも心配してくれているのですが、どうしましょうね…。
相変わらず仕事は非常に忙しいです。やることがただでさえ膨大なのに、この会社は何をするにも社内手続きが複雑で細かく奇怪な細かいルールが多すぎです。まるで掛け算の10×6を計算するためにわざわざWindowsのデスクトップパソコンの電源を入れて起動するのを待ってIDとパスワードを入力してログインし、電卓アプリを立ち上げて10×6とテンキーで入力してようやく答えを得るような手間です。この業務にこんな手間暇をかけるのはなぜ?という疑問が尽きません。世の中のビジネスのスピードに対応できるような業務効率を目指すという発想が欲しいところです。
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ところで、例の炎上案件はようやく決着を見ましたが、次から次へと別の問題が発生し続けています。あたかも多くの星を続々と生み出している「星のゆりかご」 S106 IRS4のようです。もちろん、私の職場で生み出されているのはロマンチックな輝く星というよりは、灼熱のトラブルですので激烈な核融合反応を起こしている大質量の恒星の実態に近いとは言えます。
問題の取締役も相変わらず「危うきに近寄らず」のスタンスが基本ですので、仕方なくやる気のある人、できる人に協力を仰ぐことになっています。こうして、まるで大質量星の引力に周囲のガスや塵が引きつけられて吸収され、質量が増加した星の引力が増すことで更に周囲の物質が引き付けられるように、いわゆる「仕事のできる人」のもとに大量の仕事が引き寄せられる様子が観測できました。これはダイナミックでロマンチックな天体現象ではなく、職場の不健全な歪みでしかないのですが。
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そんなこんなで全く仕事が追いついていない状況の中、リワークのフォロー面談が最終回を迎えてしまいました。リワークのスタッフさんと話すと、リワークのストレス対処の考え方を思い出せて心強かったのですし、職場の問題も吐き出す場にできていたのですが、少し寂しくて心配ですね。サポートなしにやって行けるのでしょうか?そして果たして私は社会復帰を達成できたと言えるのでしょうか?
素直に言うと、社会復帰の定着のための最初の山場の真っ只中にいる今、サポートが切れてしまうのは不安です。ただ、希望すれば有料で追加のサポートは受けられるようですので、それも検討してみようと思います。
それにしてもつくづく思いますが、現代社会における労働は余裕もなくプレッシャーも強く精神的に過酷なことが多すぎですので、定期的なカウンセリングなどのサポートを受けながら職業生活を送るということは必須なのではないでしょうか。
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私たちは1人で全てを抱え込むことはできません。食糧生産も光熱水道の供給も生活物資の生産・輸送も既に分業しているのが現代社会です。メンタルケアも専門家に分業して任せるのはおかしな話ではありません。美味しいコーヒーを飲むだけでは解消できないような問題に向き合うために、専門家の助けを求めるのは恥ずかしいことではありません。メンタルヘルスのプロでもないのに無理に強がって精神的にタフな大人を装い競い合うよりもその方がずっと堅実で健全です。
ということで、今回の記事はとりとめもない内容でしたが、転職直後は有給休暇が不足して苦しいという話でした。私は休職から転職して社会復帰しましたが、そのような選択に伴うリスクとして皆さんの参考になればと思い書くことにした次第です。休職していた人が働くことに慣れるには休みは大事ですからね。それではぜひ次回も楽しみにしてください。
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