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リワーク日記129 メンタル休職者にはネットの騒音よりネッコの癒しが効くらしい

インターネットは面白いのですが、本来は見なくても済んでいたはずのショッキングな出来事やダークな主張を目にしてしまうリスクも含んでいます。私も休職中はニュースの閲覧は制限していましたが、それでも特に過酷な事件や不祥事などは勝手に目に入ってきてしまい、メンタルが不安定になることがありました。

そして単なる酷い事実だけでなく、事実かどうかも分からない憶測や、それにまつわる罵詈雑言や憎悪にまみれた無根拠な偏見も含めて、あっという間に様々な論評が飛び交い、さらには正当な主張や批判が反対に「誹謗中傷」として攻撃されるという不可思議な妖術さえもあちこちで繰り出されます。ネットは真実をより見えにくくしたばかりか、何が倫理的かも不明瞭です。過激な柄のベールで覆い隠してしまったかのようです。

テレビではまだ最も過酷な部分はカットしたりぼかしたりしてくれるので多少は舌当たりはマイルドにはなりますが、ネットはその反対です。なぜか「怒り」など負の感情を喚起させる情報の方がネットでは早く広く伝達されやすいという傾向が認められていることを考えても、ネットに癒しを求めるのはお門違いなのかもしれません。

本来は知らずに暮らせたはずのこと、知らなくても良かったはずのことを過剰に流してくるネットは、現代人の精神に疲弊と衰弱をもたらしているのは確かです。メンタル休職者とネットは相性が良くなさそうです。

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おっと失礼。愛猫が執筆を手伝ってくれました。ネットよりもネッコの方が1億倍もメンタルには優しいと言いたいそうです。

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そうですね。猫が熱弁しているようにテレビもネットもほどほどにすることが無用な精神ダメージを避ける最善の方法なのは間違いありません。我が家ではテレビは処分したのでテレビに触れる時間は削減できましたが、その分ネットへの依存度が高まってしまったのはあまり良くない点だとは思っています。もちろん、ネットのおかげで猫も自身の主張を全世界に発信することができるようになったわけですが。(猫を飼うためには様々な準備や作業があり、それなりに精神力が必要です。元気になってから飼育を検討するのがおすすめです!)

さて、今週は全体的には穏やかでしたが、ある役員にメチャクチャで独りよがりの暴言を投げつけられて2日ほど動揺し心を消耗してしまいました。「普通はわかるはず」の一点張りで、彼が保持する必要な情報提要を拒絶し続けたまま早くやるべき仕事を終わらせろと要求してくる姿勢には辟易しました。業務遂行の前提となる情報がなければやりようがないでしょうに。ご丁寧にも「わかるはず」の言い分を支える理屈がことごとく誤った論理展開という粗雑ぶりで、それを指摘しても主張を撤回せず押し切ろうとするのですから付き合いきれません。極めつけに「人の心を読むなんて無理です」とビシッと厳しい指導の言葉が私に向かって飛んできたのには驚きました。いや、それは私のセリフ…。

上層部に誤りを認める度量がなく人望もなく論理力が欠けている場合、社内地位を背景にしたゴリ押しで物事を動かされることになるので、働く環境は著しく悪化するよなぁと久々に実感した事件でした。たとえテレビやネットから離れたとしても、現実社会の中にモンスターがウヨウヨ生息して私たちを狩るべく徘徊していることを忘れてはならないわけです。

そんな現実社会の怪物の妖気に当てられて弱ってしまった私ですが、帰宅後に小さなニャーニャーさんたちの純真な眼差しと愛情に触れることで、会社でのダメージが癒やされました。猫たちをお迎えして良かったと心から思います。

まだダメージは残ってはいるのですが、以前に比べてずっと早く回復できています。会社の人間関係よりも遥かに良質な人猫関係が私のメンタルを支えてくれています。

元々私は割と繊細な方ですぐに傷ついてしまうことに加えて、何でもない事でもすぐに自分はダメだという方向に考える癖があります。役員からの暴言は論外と思いきや、「こんな普通のことも分かっていない私はやっぱりダメだんだ」と真に受けて落ち込んでしまいます。まあ、やっぱりあれは論外なんですけど。

他にはたとえば、上司があまり自分に時間を割いてくれなかったのは自分がダメすぎて見放されたのではないかとか、失敗したときに勝手に周りからダメな奴だと思われたのだと決めつけたり。どれもこの1週間のうちに感じたことです。往々にしてそれは考えすぎで、他の人は自分が思うほどには自分のことに関心を持っていないものですし、上司も単に忙しくてキャパオーバーだっただけです。

最悪の事態を想像してしまうのは生き物の生存本能としては高性能である証ですが、その想像を全て真に受けてしまうのは理性的でないばかりか必要以上に自分を疲れさせてしまいます。

もう一段掘り下げて、どうしてそんなに「ダメ」だと思われることを気にするのかと言えば、自信の無さに行き着きます。自分が自分のことを「ダメ」で「劣等」だと思ってコンプレックスを抱いているからこそ、他人にそう言われることに敏感に反応してしまいますし、そうは言われていなくても勝手にそう言われていると自動的に解釈してしますのです。(どうしてそんなコンプレックスを抱くようになったかはまた別の機会にでも。)

ここでは自分で気にしていることを他人に指摘されたり、コンプレックスに思っていることを想起させるような発言や出来事に過敏に反応してしまうのだと理解しておくことがまずは重要だと思っています。

悪意を持って私を攻撃してくる人やコンプレックスを刺激してくる人を相手にする必要はありませんが、自分自身の中の意識がそれらの人々を実態以上に凶暴なモンスターに見せていることも知っておく方が良いでしょう。このことは遅くとも江戸時代には指摘されており、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉で今日まで伝わっています。現実世界のモンスターも、ネット上で暴走する不快な情報も所詮は枯れ尾花です。必要以上に恐れることはないのです。

その上で猫と毎日触れ合うことがメンタル安定の秘訣です。家族と植物の猫と一緒に、音楽とアートと鉱物に囲まれた暮らしを続けていくことが私の人生の使命です。これからも雑音に惑わされずに、自分の好きなものに囲まれて生きていきたいと思います。

そういうことで今回はここまでです。次回もぜひ読んでみてください!

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