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【詩】ソーシャルネットワーキングサービス


1人で歩く言葉を追いかけても、どんどん差が開いていくから、あんなことを言わなければと後悔するころには、もう散らばり過ぎて掴めなくなっている。
たった1人の友達なのに、背中をさすってあげることも、果たしてそれが正解かどうかなんて考えている、愚かな私をどうか叱って。
ある日は、笑顔だったのに、別の日には、表情が変わる君を見ては、天気と同じように変化するのだねって、憎しみを隠した声色で合図を出した。
君は気づかないし、気づかないままでいいよ。私だけが気づいていればいい。
胸の奥が掴まれるようで、吐きそうになるけど、そこまでしても隣にいたいと思うのは、おかしいですか。
結局、寂しいだけなんだって、後から気づいたとしても、もう、隠すのが癖になっている。
そのまま、自分の中心線がずれて、いつかは暴れてしまいそうになるから、そうならないように、今日も念入りに調査している。

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